アレックス・ベルドゥーゴ

アレクサンダー・ブレイディ・ベルドゥーゴ

アレクサンダー・ブレイディ・ベルドゥーゴ（Alexander Brady Verdugo）は1996年5月15日、アリゾナ州ツーソンで生まれたプロ野球選手です。ポジションは外野手で、左投げ左打ちの選手であり、2023年現在はメジャーリーグベースボール（MLB）のニューヨーク・ヤンキースに所属しています。メディアでは彼の名前が「バーデュゴ」や「バドゥーゴ」など、さまざまな表記で紹介されることもあります。

経歴

プロ入りとドジャース時代

ベルドゥーゴは2014年のMLBドラフトでロサンゼルス・ドジャースから2巡目（全体62位）で指名され、プロ契約を結びました。プロデビューは傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ドジャースで、その後パイオニアリーグのオグデン・ラプターズでもプレー。2球団を合わせて54試合に出場し、打率.353、3本塁打、41打点、11盗塁という優れた成績を収めました。

2015年にはA級で124試合に出場し、打率.311、9本塁打、61打点を記録。2016年はAA級タルサ・ドリラーズで126試合に出場し、打率.273、13本塁打、63打点をマークしました。同年、日本での侍ジャパンとの強化試合ではメキシコ代表として出場し、日本の投手から本塁打も放っています。

2017年にはMLBのプロスペクトランキングで28位に選ばれ、ドジャース内では2位にランクインしました。年明けからはAAA級オクラホマシティ・ドジャースでプレーし、シーズンの途中でメジャー契約を結び、メジャーデビューを果たしました。

レッドソックス時代

2020年にドジャースからボストン・レッドソックスにトレード移籍し、レギュラー外野手として活躍。2020年のシーズンでは53試合に出場し、打率.309を記録しました。2021年に入ると146試合に出場し、打率.289、13本塁打、63打点という成績を残しました。このシーズン中に彼は二刀流に挑戦すると発表し、中継ぎ投手としての道を進む意思を示しました。

ヤンキース時代

2023年12月には再びトレードが行われ、ニューヨーク・ヤンキースに移籍することが決まりました。これにより、彼のキャリアは新たなステージへと進むことになります。

選手としての特徴

ベルドゥーゴは年齢を超えた打撃センスを持ち、将来的には20本塁打と20盗塁を成し遂げる可能性があると期待されています。また、高校時代には投手として活躍しており、マイナーリーグでは強肩を生かし4年間で37補殺を記録するなど、守備面でも高い能力を示しています。

投手としての可能性

速球派投手としての素質もあり、その最速投球は97マイル（約156キロ）に達します。

記録

• - オールスター・フューチャーズゲーム選出：1回（2017年）
• - 背番号：61（2017年 - 2019年途中）、27（2019年途中 - 同年終了）、99（2020年 - 2023年）、24（2024年 - ）

代表歴

• - 2017年：ワールド・ベースボール・クラシック・メキシコ代表
• - 2023年：ワールド・ベースボール・クラシック・メキシコ代表

アレクサンダー・ベルドゥーゴは、今後もプロ野球選手としてのさらなる成長が期待されています。特に彼の多才さは、野手としてだけでなく、投手としての新たな面を見せることで、ファンやメディアからの注目を集めることでしょう。

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