アレックス・マーフィー (バスケットボール)

アレックス・ジェームズ・マーフィー：異色の経歴を持つバスケットボール選手

アレックス・ジェームズ・マーフィー（Alex James Murphy、1993年6月3日生まれ）は、アメリカ合衆国出身のプロバスケットボール選手です。アメリカとフィンランドの二重国籍を持ち、フィンランド代表としても活躍しています。現在はB.LEAGUEの島根スサノオマジックに所属し、パワーフォワードとしてチームに貢献しています。

NCAAでの挑戦

セントマークス高校時代には、ニック・スタウスカスやケーレブ・ターズースキーといった才能ある選手たちと共にプレーしました。その後、デューク大学、フロリダ大学、ノースイースタン大学でNCAA（全米大学体育協会）の舞台を経験し、着実に実力を高めていきました。

ヨーロッパでのキャリア

大学卒業後、マーフィーはヨーロッパに渡り、フィンランド、ハンガリー、スペインのプロリーグでプレーしました。異国の地で様々なプレースタイルを経験し、選手としての幅を広げました。

日本での活躍

2021年、マーフィーは日本でのキャリアをスタートさせ、福島ファイヤーボンズに移籍しました。その後、2022年にはレバンガ北海道へ移籍。しかし、2023年2月には契約満了により退団しました。

スペインでの再挑戦

2023年夏には、CBエストゥディアンテス（スペイン）に移籍し、LEBオロ（スペイン2部リーグ）でプレーしました。33試合に出場し、平均18.1分の出場で6.9得点、2.3リバウンドを記録。フィールドゴール成功率は52.6%、スリーポイント成功率は36.9%という成績を残しました。プレーオフでも7試合に出場し、一定の存在感を示しました。

再び日本へ

2024年6月、マーフィーはトライフープ岡山に移籍し、再び日本の地でプレーすることになりました。しかし、2025年1月にはアルバルク東京への移籍が発表され、更なるステップアップを果たします。A東京では4試合に出場しましたが、同年2月27日に契約満了となりました。そして、2025年3月4日、島根スサノオマジックへの移籍が決定し、現在に至ります。

フィンランド代表としての誇り

マーフィーは2016年にフィンランド代表に初選出され、以降も代表選手として国際舞台で活躍しています。2023年FIBAバスケットボールワールドカップにも出場し、その実力を世界に示しました。

家族の絆

マーフィーの父、ジェイ・マーフィーは元バスケットボール選手で、NBAでのプレー経験があります。また、兄のエリック・マーフィーもバスケットボール選手であり、2013-2014シーズンにはシカゴ・ブルズでプレーしていました。エリックは2020年から2023年まで福島に在籍しており、アレックスとは当時チームメイトとして共にプレーしていました。

所属チーム

デューク大学（NCAA：2011-2014）
フロリダ大学（NCAA：2014-2016）
ノースイースタン大学（NCAA：2016-2017）
Joensuun Kataja Basket（フィンランド・コリスリーガ：2017-2018）
Szolnoki Olajbanyasz KK（ハンガリー・Aディビジョン：2018-2019）
サン・セバスティアン・ギプスコアBC（スペイン・LEBオロ：2019-2020）
Coviran Granada（スペイン・LEBオロ：2020-2021）
福島ファイヤーボンズ（2021-2022）
レバンガ北海道（2022-2023）
CBエストゥディアンテス (2023-2024)
トライフープ岡山（2024-2025.1）
アルバルク東京（2025.1-2025.2）
* 島根スサノオマジック（2025.3-）

アレックス・ジェームズ・マーフィーは、その多様な経験と才能を活かし、これからもバスケットボール界で活躍していくことが期待される選手です。

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