アレックス・モーガン

アレックス・モーガンのプロフィール

アレクサンドラ・パトリシア・モーガン・カラスコ（通称アレックス・モーガン）は、1989年7月2日生まれのアメリカ合衆国の女子サッカー選手で、カリフォルニア州ダイヤモンド・バー出身です。現在、NWSLのサンディエゴ・ウェーブに所属し、元アメリカ代表としてチームで活躍しました。主にフォワードとしてプレーしています。

キャリアの始まり

2007年、カリフォルニア大学バークレー校に入学したアレックスは、大学の女子チームであるゴールデン・ベアーズに参加し、初めてのシーズンで8ゴールを記録することで注目を浴びました。2年生の際にはアメリカ代表に選出されるため、全シーズンには出場できませんでしたが、彼女はに計9ゴールを挙げました。特に、2008年のFIFA U-20女子ワールドカップでのプレーは印象的であり、大学チームは彼女の欠場した初戦で敗退しましたが、モーガンの存在感は光っていました。

大学3年目の2009年には、ゴールデン・ベアーズで14ゴール、8アシストを記録し、大学時代の総得点は歴代3位に相当する45ゴールに達しました。

フル代表への道

モーガンのフル代表デビューは2010年3月で、メキシコ戦で途中出場しました。その後、同年10月の中国戦において、初ゴールも決めました。2011年にはアメリカ女子プロサッカーのウエスタン・ニューヨーク・フラッシュへ移籍し、さらなる飛躍を遂げました。

その年のFIFA女子ワールドカップでもモーガンは注目され、準決勝でフランス相手に初ゴールを決めると、決勝の日本戦では69分にゴールを含む活躍を見せ、チームの決勝進出に貢献しました。試合はPK戦で敗れましたが、モーガンの存在はチームにとって非常に重要でした。

私生活と引退

私生活では、2014年12月31日にプロサッカー選手のセルヴァンド・カラスコと結婚し、新たな人生をスタートさせました。2024年9月5日、モーガンは9月8日の試合を最後に引退することを発表し、彼女のサッカー選手としての華々しいキャリアに終止符を打つことになりました。

主な業績

アレックス・モーガンのキャリアには数々のタイトルがあります。アメリカ代表としては、2015年と2019年のFIFA女子ワールドカップで優勝を果たし、2012年のオリンピックでは金メダルを獲得。また、アルガルヴェ・カップでは2011年、2013年、2015年に優勝し、FIFA U-20女子ワールドカップでも2008年に優勝をつかみ取りました。

個人としても、2008年のFIFA U-20女子ワールドカップでシルバーボールを受賞し、全米大学体育協会では2010年のベストイレブンに選出されました。彼女の輝かしいキャリアは、女子サッカー界において大きな影響を与えるものであり、今後もその功績は語り継がれるでしょう。

もう一度検索