アレック・バークス

アレック・バークス（Alec Burks、1991年7月20日 - ）は、アメリカ合衆国ミズーリ州グランドビュー出身のプロバスケットボール選手で、NBAのマイアミ・ヒートに所属しています。ポジションはシューティングガード、またはスモールフォワードを主に担っています。

生い立ちとハイスクール時代

ミズーリ州グランドビューで生まれたバークスは、地元のグランドビューハイスクールに進学。高校時代からその才能を発揮し、2009年にはゲータレード・プレーヤー・オブ・ザイヤーやカンザスシティ・スターなどの賞を受賞しました。将来を嘱望される選手として注目を集めました。

大学での活躍

2009年から2011年まで、バークスはコロラド大学で2シーズンに渡りプレーしました。1年目の2010年には、ビッグ12カンファレンスの新人賞とオールルーキー・チームに選出。2011年には、ビッグ12カンファレンスのファーストチームにも選ばれるなど、大学バスケットボール界でもその名を轟かせました。2年間の大学生活を終えた時点で、NBAドラフトへのアーリーエントリーを決意しました。

NBAでのキャリア

ユタ・ジャズ時代 (2011-2018)

2011年のNBAドラフトにおいて、バークスは1巡目12位という高い評価でユタ・ジャズに指名され、NBA選手としてのキャリアをスタートさせました。2011年12月9日には、ジャズとルーキースケール契約を締結し正式に入団。ルーキーシーズンは1試合平均13.2分の出場で7.2得点を記録し、プレーオフにも出場を果たしました。しかし、1回戦でサンアントニオ・スパーズに敗れました。

その後、ジャズはバークスとの契約を延長し、2014年1月13日のデンバー・ナゲッツ戦では自身最多となる34得点を記録するなど、着実に成長を遂げました。2014年には4年4200万ドルの契約延長にも合意しましたが、同年12月30日に肩の負傷によりシーズンを全休するという不運にも見舞われました。

2017-2018シーズンには、チームに加入したルーキーのドノバン・ミッチェルの活躍により出場機会が限られましたが、自身6年ぶりとなるプレーオフ出場も経験しました。

クリーブランド・キャバリアーズ時代 (2018-2019)

2018年11月29日、バークスはカイル・コーバーとのトレードで、将来のドラフト2巡目指名権2つと共にクリーブランド・キャバリアーズへ移籍しました。当時のキャバリアーズはガードの選手層が薄かったため、バークスはルーキーPGのコリン・セクストンと共に先発として多くの試合に出場しました。

サクラメント・キングス、ゴールデンステート・ウォリアーズ時代 (2019-2020)

2019年2月7日には、ヒューストン・ロケッツも絡む三角トレードでサクラメント・キングスへ移籍。同年7月11日にはゴールデンステート・ウォリアーズと契約しました。

フィラデルフィア・76ers時代 (2020)

2020年2月6日、3つのドラフト2巡目指名権とのトレードで、グレン・ロビンソン3世と共にフィラデルフィア・76ersへ移籍しました。

ニューヨーク・ニックス時代 (2020-2022)

2020年11月22日、バークスはニューヨーク・ニックスと契約。2021年8月19日には、ニックスと3年3000万ドルで再契約を結びました。

デトロイト・ピストンズ時代 (2022-2023)

2022年7月11日、ニコラ・ラディチェビッチの交渉権とドラフト2巡目指名権とのトレードで、ナーレンズ・ノエルと2つのドラフト2巡目指名権、金銭と共にデトロイト・ピストンズへ移籍しました。

現在、バークスはマイアミ・ヒートに所属し、ベテラン選手としてチームを支える役割を担っています。豊富な経験と得点能力を武器に、チームの勝利に貢献することが期待されています。

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