アレッサンドラ・ジュンジ

アレッサンドラ・ジュンジ（Alessandra Giungi、1966年5月5日 - ）は、イタリア・ローマ出身の元柔道選手です。現役時代は52kg級の選手として活躍しました。身長は159cm。

人物と主な戦績

ジュンジは、1980年代後半から1990年代にかけて、国際舞台で目覚ましい活躍を見せました。特に、イギリスのシャロン・レンドルとはライバル関係にあり、数々の激戦を繰り広げました。

1984年 - 福岡国際　3位
1985年 - オーストリア国際　優勝
1986年 - ドイツ国際　3位
1987年 - ヨーロッパ選手権　3位
1987年 - 世界選手権では準々決勝で日本の山口香に判定負けを喫するも、3位入賞を果たしました。
1988年 - イギリス国際　優勝
1988年 - ヨーロッパ選手権　優勝
1988年 - ソウルオリンピック（公開競技）では、準決勝でシャロン・レンドルに判定で敗れましたが、銅メダルを獲得しました。
1989年 - ベルギー国際　優勝
1989年 - オーストリア国際　3位
1989年 - 世界選手権では決勝でレンドルに技ありで敗れ、惜しくも2位に終わりました。
1990年 - ドイツ国際　2位
1991年 - ヨーロッパ選手権　3位
1991年 - 世界選手権では決勝で宿敵レンドルに判定勝ちし、悲願の世界チャンピオンに輝きました。
1992年 - バルセロナオリンピックでは準々決勝で日本の溝口紀子に判定で敗れるなどし、5位に終わりました。
1993年 - 世界選手権　5位
1994年 - フランス国際　3位
1994年 - ヨーロッパ選手権　2位
1995年 - ヨーロッパ選手権　優勝
1996年 - ロシア国際　優勝
1996年 - ヨーロッパ選手権　2位
1996年 - アトランタオリンピックでは初戦で敗退しました。

ジュンジは、世界選手権で3度（1987年、1989年、1991年）メダルを獲得するなど、安定した実力を持っていました。特に、1991年の世界選手権での優勝は、長年の努力が実を結んだ瞬間でした。オリンピックでは、公開競技であった1988年のソウル大会で銅メダルを獲得しましたが、正式種目となった1992年のバルセロナ大会では5位、1996年のアトランタ大会では初戦敗退と、メダルには届きませんでした。しかし、その実績はイタリア柔道界において特筆すべきものであり、後進の育成にも貢献しました。

引退後については、詳しい情報は見当たりませんが、柔道を通じて培った精神力と経験を生かし、様々な分野で活躍していることが期待されます。

外部リンク

* アレッサンドラ・ジュンジ - JudoInside.com のプロフィール（英語）

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