アレハンドロ・ファジャ

アレハンドロ・ファジャ・ラミレスは、1983年11月14日生まれのコロンビア出身の元男子プロテニス選手です。ATPツアーではシングルス・ダブルスともに優勝経験はありませんが、シングルスで48位、ダブルスで130位という自己最高ランキングを記録しています。左利きで、身長185cm、体重77kg。

選手としての軌跡

6歳から父親の指導のもとテニスを始め、2000年にプロに転向。2001年からはデビスカップのコロンビア代表として活躍しました。2004年の全仏オープンで四大大会に初出場し、2回戦に進出。ウィンブルドンでは、2回戦でロジャー・フェデラーと対戦し、センターコートの舞台を経験しました。

世界ランキングを一時落とす時期もありましたが、2006年から再び四大大会に戻ってきます。全豪オープンでは予選敗退となりましたが、インディアンウェルズ・マスターズでイワン・リュビチッチとの2回戦に進むなど、着実に実力を上げていきました。

2010年の全豪オープンでは、初の四大大会3回戦に進出。ウィンブルドンでは、1回戦で再びロジャー・フェデラーと対戦し、初めてセットを奪取するも、惜しくも敗れています。

2011年2月には、SAPオープンのダブルスで初のツアー決勝に進出。全仏オープンでは予選から勝ち上がり、初の四大大会4回戦進出を果たしました。

2012年の全豪オープンでは、2回戦で第8シードのマーディ・フィッシュを破り3回戦に進出。ロンドン五輪にも出場しましたが、1回戦でロジャー・フェデラーに敗れました。

2013年には、地元のコロンビア・オープンでシングルスで初の決勝に進出しましたが、イボ・カロビッチに敗れ、ツアー初優勝を逃しました。

2017年10月のチャレンジャー大会を最後に、2018年1月に34歳で現役を引退しました。

プレースタイルと人物像

左利きから繰り出される粘り強いストロークと、勝負所での思い切りの良いプレーが持ち味でした。四大大会で格上の選手を相手に善戦する姿は、多くのテニスファンに感動を与えました。コロンビア代表としての責任感も強く、デビスカップではチームを牽引する存在として長年活躍しました。

ATPツアー決勝進出結果

シングルス: 2回 (0勝2敗)
ダブルス: 1回 (0勝1敗)

4大大会シングルス成績

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