アンスティチュ・フランセ日本

アンスティチュ・フランセ日本

アンスティチュ・フランセ日本は、フランス政府が管理・運営する文化機関であり、本部はパリ15区にあるアンスティチュ・フランセの日本における拠点としての役割を担っています。代表者は、歴代のフランス大使館文化参事官が兼任しています。

歴史

2012年9月1日、東京日仏学院、横浜日仏学院、関西日仏学館、九州日仏学館と在日フランス大使館文化部が統合され、アンスティチュ・フランセ日本が誕生しました。その後、2013年1月1日には大阪日仏センター＝アリアンス・フランセーズが加入し、2014年にはアーティスト・イン・レジデンスのヴィラ九条山が加わりました。2019年にはアンスティチュ・フランセ沖縄が開館し、活動の幅を広げています。

2023年4月1日には、東京・横浜・関西・九州・沖縄の各拠点の名称が、以前の「日仏学館」に戻されました。アンスティチュ・フランセ関西-京都の館長であるジュール・イルマン在京都フランス総領事は、この名称変更について、「京都では日仏学館の名前の方がなじみがあり、『日仏』の2文字には、交流の歴史と未来にとって重要な意味がある」と述べています。

目的と活動

アンスティチュ・フランセ日本は、以下の目的を掲げて活動しています。

文化・芸術・高等教育における日仏交流の促進
フランスの制作物のプロモーション
フランス語の普及

これらの目的を達成するために、様々なイベントや講座、プログラムを提供しています。例えば、映画上映会、講演会、ワークショップ、フランス語講座など、多岐にわたる文化活動を展開しています。また、ヴィラ九条山では、アーティスト・イン・レジデンスプログラムを通じて、日仏のアーティストの交流を支援しています。

拠点

アンスティチュ・フランセ日本は、以下の拠点を持っています。

アンスティチュ・フランセ日本 本部
東京都港区南麻布（フランス大使館内）および新宿区市谷船河原町（東京支部内）に所在
アンスティチュ・フランセ東京
東京都新宿区市谷船河原町に所在
アンスティチュ・フランセ横浜
神奈川県横浜市中区尾上町に所在
アンスティチュ・フランセ関西 - 京都
京都府京都市左京区吉田泉殿町に所在。レイモン・メストラレの設計による近代建築
ヴィラ九条山
京都府京都市山科区日ノ岡夷谷町に所在
アンスティチュ・フランセ関西 - 大阪
大阪府大阪市北区天神橋に所在
アンスティチュ・フランセ九州
福岡県福岡市中央区大名に所在
アンスティチュ・フランセ沖縄
沖縄県那覇市久茂地に所在

関連項目

ヴィラ九条山
日仏会館
アリアンス・フランセーズ
東京国際フランス学園 - 京都国際フランス学園
日仏関係
ポール・クローデル、稲畑勝太郎
パトリス・ジュリアン

アンスティチュ・フランセ日本は、日仏間の文化交流を促進し、相互理解を深めるための重要な役割を果たしています。

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