アンティグア労働党

アンティグア・バーブーダ労働党（Antigua and Barbuda Labour Party, ABLP）は、アンティグア・バーブーダにおける主要な政党の一つです。元々はアンティグア労働党（Antigua Labour Party, ALP）という名称でしたが、1981年の同国の独立に伴い、現在の名称に変更されました。日本の外務省など、一部では旧名称であるALPが用いられることもあります。

歴史

ABLPは、イギリス植民地時代の1946年に結党されました。結党以来、長きにわたり与党としての地位を確立していましたが、2004年以降、相次ぐ不正の発覚により野党に転落しました。しかし、10年後の2014年6月12日に行われた下院選挙において、全17議席中14議席を獲得し、再び与党の座を奪還しました。この選挙結果を受け、党首であるガストン・ブラウンが翌日の6月13日に首相に就任しました。

2018年3月21日に執行された下院選挙でも、ABLPは15議席を獲得し、勝利を収めました。しかし、2023年1月の下院選挙では、議席を減らしつつも9議席を獲得し、かろうじて過半数を維持する結果となりました。この結果は、ABLPの支持基盤に変化が生じている可能性を示唆しています。

近年の選挙結果

2014年下院選挙: 17議席中14議席を獲得し、与党に返り咲き
2018年下院選挙: 15議席を獲得し、勝利
* 2023年下院選挙: 9議席を獲得し、過半数を維持

政治的影響

ABLPは、アンティグア・バーブーダの政治において、長年にわたり中心的な役割を果たしてきました。労働者の権利擁護や社会福祉の充実を掲げ、国民からの支持を集めています。ガストン・ブラウン首相の下、経済成長や雇用創出に向けた政策を推進しており、今後の政権運営が注目されます。

まとめ

アンティグア・バーブーダ労働党は、独立前から存在する歴史ある政党であり、アンティグア・バーブーダの政治・経済に大きな影響力を持っています。近年は議席を減らす傾向にあるものの、依然として与党として政権を担っており、今後の動向が注目されます。

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