アンディ・アシュビー

アンドリュー・ジェイソン・アシュビー（Andrew Jason Ashby、1967年7月11日 - ）は、アメリカ合衆国ミズーリ州カンザスシティ出身の元プロ野球選手。ポジションは投手で、右投右打でした。

経歴

アシュビーは1986年5月にフィラデルフィア・フィリーズと契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。1991年にメジャーリーグデビューを果たしましたが、最初の4年間は11勝29敗と苦戦を強いられました。

しかし、1995年にサンディエゴ・パドレスへ移籍すると、彼の才能が開花します。この年、12勝を挙げ、防御率2.94はナショナルリーグ3位という好成績を記録しました。1998年にはチームがワールドシリーズに進出する原動力となり、自身も17勝をマーク、オールスターゲームにも選出されるなど、キャリアの絶頂期を迎えました。翌1999年も14勝を挙げ、リーグ最多となる3完封を記録するなど、パドレスのエースとして君臨しました。

その後、アシュビーは古巣のフィリーズ、アトランタ・ブレーブス、ロサンゼルス・ドジャースとチームを渡り歩き、再びパドレスへ復帰。通算100勝まであと一歩と迫りましたが、惜しくも達成することはできませんでした。2006年に現役引退を表明し、16年間のプロ野球選手としてのキャリアに終止符を打ちました。

引退後

引退後のアシュビーは、2013年からパドレス戦の解説者を務めています。その的確な分析と温かい人柄で、ファンから親しまれています。

投球スタイル

アシュビーは、角度とキレのある速球と、1998年にパドレスの投手コーチを務めていたデーブ・スチュワートから伝授されたフォークボールを武器にしていました。特にフォークボールは、彼の投球を特徴づける球種として知られていました。

記録

MLBオールスターゲーム選出：2回（1998年、1999年）

背番号

40（1991年 - 1992年）
43（1993年 - 2000年途中、2001年 - 2004年）
48（2000年途中 - 同年終了）

アンドリュー・アシュビーは、パドレス黄金期を支えたエースとして、記憶されるべき投手の一人です。

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