アンドルー・パズダー

アンドルー・パズダー（Andrew Franklin "Andy" Puzder）は、1950年7月11日生まれのアメリカの実業家であり、CKEレストランツのCEOとして広く知られています。

生い立ちと学歴

1950年、オハイオ州クリーブランドで、ウィニフレッド・フランクリンとアンドリュー・フランク・パズダーの息子として誕生しました。ケント州立大学に進学しましたが、1970年に中退。その後、3年間はコンサート関連の仕事に従事していました。1975年にはクリーブランド州立大学で歴史学の学士号を取得し、さらにワシントン大学ロースクールに進学。1978年に法務博士号を取得しました。

弁護士としてのキャリア

大学院卒業後、セントルイスで弁護士としてのキャリアをスタートさせます。1978年から1991年まで、会社設立や管理を専門とする法律事務所に所属。会社法を専門とする弁護士として活躍しました。また、1980年代から1990年代初頭にかけては、中絶反対運動の弁護士リーダーとしても知られるようになりました。

CKEレストランツでの活躍

パズダーは、当初CKEレストランツの顧問弁護士を務めていましたが、1990年代初頭に同社が深刻な経営危機に陥った際、その経営立て直しに尽力しました。1997年には、ハーディーズフードシステムズを買収し、2000年にはCEOに就任しました。彼のリーダーシップの下、CKEレストランツは大きく成長しました。

アメリカ合衆国労働長官指名と辞退

2016年12月8日、ドナルド・トランプ大統領によってアメリカ合衆国労働長官に指名されました。パズダーは、バラク・オバマ政権下で進められた最低賃金の引き上げに反対する立場を取っていました。しかし、過去に不法移民を清掃員として雇用していたことが明らかになり、民主党からの批判を受けました。さらに、上院での承認を得る見込みが立たず、共和党内からも反対の声が上がったため、2017年2月15日に労働長官の指名を辞退しました。

その他

CKEレストランツが運営するハンバーガーチェーン店として、カールスジュニアが知られています。

アンドルー・パズダーは、弁護士から実業家へと転身し、レストラン業界で成功を収めた人物です。また、労働長官指名という政治の世界にも関わりましたが、最終的には辞退という決断をしました。彼のキャリアは、多岐にわたる分野での経験とリーダーシップを示すものと言えるでしょう。

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