アンドレアス・スティエルネン

アンドレアス・スティエルネンは、1988年7月30日生まれのノルウェーのスキージャンプ選手です。彼は、2018年平昌オリンピック団体金メダリスト、スキーフライング世界選手権団体金メダリストという輝かしい実績を持っています。彼の父は、元スキージャンプ選手のホロアル・スティエルネンです。

経歴

スティエルネンの国際舞台へのデビューは、2005年のコンチネンタルカップ・ブロターオーデ大会でした。当初は苦戦しましたが、2006年の最終戦で初めてポイントを獲得しました。2005年から2007年までジュニア世界選手権に連続出場し、着実に経験を積みました。

ワールドカップには2008/09シーズンのヴィケルスン大会で国内枠として初出場しましたが、予選を通過できませんでした。しかし、2009/10シーズンにはリレハンメル大会で19位に入り、ワールドカップでの初ポイントを獲得しました。2012/13シーズンのオーベルストドルフ大会では2位に入賞し、自身初の表彰台を経験しました。同シーズンには、世界選手権ヴァル・ディ・フィエンメ大会に初出場し、個人戦2戦と団体戦に出場しました。

2013/14シーズンと2014/15シーズンはやや不調でしたが、2015/16シーズンにはワールドカップリレハンメル大会とヴィケルスン大会で3位入賞を果たすなど、総合12位となりました。2016/17シーズンもワールドカップトロンハイム大会で2位に入るなど、前年と同じく総合12位でシーズンを終えました。世界選手権ラハティ大会では、個人ノーマルヒル17位、個人ラージヒル4位、混合団体5位、男子団体では銀メダルを獲得しました。

2017/18シーズンは、スティエルネンにとって飛躍のシーズンとなりました。ワールドカップバート・ミッテルンドルフ大会で初優勝を飾り、ヴィケルスン大会で2位に入賞するなど、総合8位と自己最高の成績を収めました。2018年平昌オリンピックでは、個人ノーマルヒル15位、個人ラージヒル8位、団体では金メダルを獲得しました。フライング世界選手権オーベルストドルフ大会では、個人5位、団体金メダルを獲得しました。

2018/19シーズンは、ワールドカップスキージャンプ週間のインスブルック大会で3位に入賞しました。世界選手権ゼーフェルト大会では、個人ノーマルヒル25位、個人ラージヒル3位、団体ラージヒル5位という結果でした。彼はRaw Air後に引退を発表し、トロンハイム大会の2位入賞を最後に、現役生活を終えました。

主な競技成績

冬季オリンピック
2018年平昌オリンピック（韓国）
個人ノーマルヒル：15位
個人ラージヒル：8位
団体ラージヒル：1位
世界選手権
2013年ヴァル・ディ・フィエンメ大会（イタリア）
個人ノーマルヒル：13位
個人ラージヒル：18位
男子団体ラージヒル：4位
2017年ラハティ大会（フィンランド）
個人ノーマルヒル：17位
個人ラージヒル：4位
混合団体ノーマルヒル：5位
男子団体ラージヒル：2位
2019年ゼーフェルト大会（オーストリア）
個人ノーマルヒル：25位
個人ラージヒル：29位
混合団体ノーマルヒル：3位
男子団体ラージヒル：5位
フライング世界選手権
2018年オーベルストドルフ大会（ドイツ）
個人：5位
団体：1位
ワールドカップ
通算：1位1回、2位4回、3位3回（2018/19シーズンまで）

アンドレアス・スティエルネンは、その才能と努力で数々の輝かしい成績を残し、ノルウェースキージャンプ界にその名を刻みました。

もう一度検索