アンドレ・ロバーソン

アンドレ・リー・ロバーソン：ディフェンスのスペシャリスト

アンドレ・リー・ロバーソン（André Lee Roberson、1991年12月4日生まれ）は、ニューメキシコ州ラスクルーセス出身のプロバスケットボール選手です。シューティングガードを主なポジションとし、その優れたディフェンス能力とリバウンド力でチームに貢献します。

プロ入りまで

ロバーソンは、テキサス州サンアントニオのワグナー高校でジョーダン・クラークソンと共にプレーしました。その後、コロラド大学に進学し、2年間プレー。NCAAトーナメントにも出場し、パシフィック12カンファレンスでは2012年と2013年にファーストチームに選出。2013年には最優秀守備選手にも輝きました。

NBAキャリア (2013-2021)

オクラホマシティ・サンダー

2013年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明し、ミネソタ・ティンバーウルブズから26位で指名されましたが、その後の三角トレードでオクラホマシティ・サンダーへ移籍しました。1年目はNBADLでのプレーが多く、40試合の出場にとどまりましたが、2年目の2014-15シーズンには、ターボ・セフォロシャの退団により出場機会が増加し、67試合に出場しました。

2018年1月27日のデトロイト・ピストンズ戦で、左膝膝蓋腱断裂という大怪我に見舞われました。手術後、約2年半のリハビリを経て、2020年7月25日のボストン・セルティックスとの練習試合で復帰を果たしましたが、このオフにFAとなりました。

ブルックリン・ネッツ

2021年2月、ブルックリン・ネッツと契約しましたが、2試合に出場後、解雇されました。その後、10日間契約を結びましたが、契約満了後は再契約に至らず、再び解雇されています。

海外でのキャリア (2024-)

2024年11月8日、エドウィン・ジャクソンの負傷による穴埋めとして、ユーロリーグとLNB ProAに所属するアスヴェル・バスケットへ短期契約で加入しました。

プレースタイル

ロバーソンは、カレッジ時代に最優秀守備選手に選ばれたことからもわかるように、リバウンドとディフェンスでチームに大きく貢献するタイプの選手です。特に、対戦チームのエースプレーヤーとのマッチアップを任されることが多く、そのディフェンス力は高く評価されています。

一方で、得点能力は高くなく、シュートアテンプトのほとんどがゴール付近と3ポイントシュートに集中しています。しかし、3ポイントシュートの成功率はキャリアを通して30%を下回り、フリースロー成功率も50%を下回るなど、課題も抱えています（2016-17シーズン終了時点）。

ロバーソンは、その献身的なプレースタイルとディフェンス力で、チームに貢献する貴重な選手と言えるでしょう。

外部リンク

アンドレ・ロバーソンの通算成績と情報 NBA
アンドレ・ロバーソン - ドラフト情報 - DraftExpress.com

もう一度検索