ジョーダン・クラークソン

ジョーダン・テイラー・クラークソン

ジョーダン・テイラー・クラークソン（Jordan Taylor Clarkson、1992年6月7日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州タンパ出身のプロバスケットボール選手。NBAのユタ・ジャズに所属し、主にシューティングガードまたはポイントガードを務めています。

NBA入りまでの道のり

クラークソンは、サンアントニオのワグナー高校からタルサ大学に進学。その後、ミズーリ大学に転校し、2013-14シーズンには平均17.5点を記録しました。そして、2014年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明し、46位でワシントン・ウィザーズから指名を受けた後、交渉権がロサンゼルス・レイカーズへ移動。念願のNBA入りを果たしました。

ロサンゼルス・レイカーズ時代

ルーキーシーズンとなった2014-15シーズンは、チーム内の怪我人が続出したことで出場機会を得て、3月にはウェスタン・カンファレンスの月間最優秀新人選手賞を受賞。NBAオールルーキーチームのファーストチームにも選出されるなど、目覚ましい活躍を見せました。2016年には、コービー・ブライアントの引退試合で、第4クォーター残り4.1秒にコービーからのアシストを受けダンクシュートを決め、レイカーズの勝利を決定づけるなど、記憶に残るプレーを披露しました。

クリーブランド・キャバリアーズ時代

2018年2月、アイザイア・トーマス、チャニング・フライ、ドラフト1巡目指名権とのトレードで、ラリー・ナンス・ジュニアと共にクリーブランド・キャバリアーズへ移籍。加入後すぐにチームにフィットし、ボストン・セルティックス戦でキャバリアーズデビューを果たし、17得点を記録。チームを勝利に導きました。このシーズン、キャバリアーズはNBAファイナルに進出しましたが、ゴールデンステート・ウォリアーズにスウィープで敗れました。

ユタ・ジャズ時代

2019年12月、ダンテ・エクザム、2つの将来のドラフト2巡目指名権とのトレードでユタ・ジャズへ移籍。ジャズではシックスマンとしてその才能を開花させました。2021年には、平均18.4得点、通算203本の3ポイントシュートを沈め、自身初かつフランチャイズ史上初となるシックスマン賞を受賞。2022年3月には、サクラメント・キングス戦でキャリアハイとなる45得点を記録し、チームを勝利に導きました。2024年1月には、ダラス・マーベリックス戦で自身初のトリプル・ダブルを達成。ジャズの選手がトリプル・ダブルを達成したのは、2008年のカルロス・ブーザー以来、約16年ぶりの快挙でした。

プレースタイル

クラークソンは、高いシュート能力と得点能力に加え、卓越したハンドリングテクニックとフットワークを兼ね備えたオフェンス型のガードです。プレイメイカーではありませんが、その爆発的な得点力で試合の流れを一気に変えることができます。シックスマンとして非常に優秀で、1on1の成功率も高く、正PGと組み合わせることで高いパフォーマンスを発揮します。近年は、フィリピン代表のキャプテンとしての役割も担い、プレイメイカーとしての実力も向上しています。

フィリピン代表としての活動

母親がフィリピン出身であることから、クラークソンは12歳でフィリピン国籍を取得。2018年には、アジア競技大会でフィリピン代表としてプレーすることをNBAが特例として認め、代表デビューを果たしました。近年はキャプテンも務め、チームを牽引しています。

その他

オフシーズンになると、新しいタトゥーを入れることでも知られています。

もう一度検索