アーキエムズ

株式会社アーキエムズ：設計から都市開発、ホテル事業まで多角的に展開する京都の企業

株式会社アーキエムズは、京都府京都市に本社を置く企業です。1962年、村田一級建築士事務所として創業し、長年にわたる建築設計の経験を土台に、現在では駐輪場運営、不動産開発、ホテル事業と幅広い事業を展開しています。

設立から成長までの歴史：建築設計から多角化への道

創業当初は建築設計事務所としてスタートしましたが、時代の変化に対応し、事業を多角化してきました。1999年には社名を株式会社アーキエムズに変更。その後、機械式駐輪システムを中心とした駐輪場事業に注力し、現在では全国450箇所以上、10万台以上の駐輪場の管理・運営を手がけるまでに成長しました。その高いデザイン性と機能性から、2010年と2011年にはグッドデザイン賞を2年連続で受賞するなど、高い評価を得ています。

事業内容：多様なニーズに対応する3つの事業分野

アーキエムズは大きく分けて以下の3つの事業を展開しています。

デベロップメント事業: マンションなどの不動産開発を手がけています。自社ブランドマンション「Ex.」の開発・販売実績を持ち、近年は分譲マンション事業にも進出しています。
モビリティ・マネジメント事業: アーキエムズの主力事業。機械式駐輪システムを中心とした駐輪場の設計・建設・運営を行います。PiTaPa決済システムの導入など、利便性の向上にも積極的に取り組んでいます。コミュニティサイクル事業にも参入し、地域社会への貢献にも力を入れています。具体的には、京都の「まちかどミナポート」や大阪の「うめぐるチャリ」などのコミュニティサイクル事業を運営しています。
* システムサービス事業: 駐輪場管理システムなどの開発・提供を行っています。放置自転車問題への対応として、撤去管理システム「パーキング・アプリケーションズ」を開発するなど、技術開発にも力を入れています。

ホテル事業への進出：新たな成長戦略

近年はホテル事業にも積極的に進出しており、複数のホテルを運営しています。「ホテル グラン・エムズ京都」「エムズイン東山」「ホテル エムズ・プラス四条大宮」「ホテル エムズ・エスト四条烏丸」など、京都市内を中心にホテルを展開しています。2018年には、ホテルエムズ、ガーネットとの業務提携により、ホテル事業の更なる強化を図っています。

社会貢献活動：エシカル・サイクルの設立

自転車の安全利用促進や放置自転車問題の解決に取り組む一般社団法人エシカル・サイクルを設立し、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

株式会社アーキエムズ：これからの展望

アーキエムズは、建築設計からスタートし、駐輪場運営、不動産開発、ホテル事業と事業を拡大してきました。多様な事業展開により、安定した経営基盤を築き、今後も成長を続けていくことが期待されます。また、地域社会への貢献にも積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していく姿勢も示しています。2022年には、Bリーグ・京都ハンナリーズの運営にも関わるようになり、スポーツ分野への貢献も開始しました。今後、アーキエムズがどのような発展を遂げていくのか、注目されます。

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