アークザラッドジェネレーション

アークザラッド ジェネレーション：過去と未来が交差するアクションRPG

『アークザラッド ジェネレーション』は、2004年11月3日、ネットワーク接続機能標準装備の新型PlayStation 2と同時に発売された、キャトルコール制作によるPlayStation 2用ゲームソフトです。シリーズ6作目にして、従来のシリーズ作品とは大きく異なるアクションRPGとして登場しました。

シリーズの枠を超えた革新

本作品は、これまでのシリーズ作品とは異なり、レベルや経験値の概念がないアクションRPGとして開発されました。これは、シリーズファンにとって大きな驚きであり、同時に新たな挑戦でもありました。過去作『精霊の黄昏』から5年後の世界を舞台に、過去のシリーズ作品を再体験するようなストーリーが展開されます。そのため、グラフィックや音楽は、過去作からの流用が多く見られます。しかし、アクション性の高いバトルシステムは、シリーズファンだけでなく、新規プレイヤーにも新鮮な体験を提供しました。

カードシステムとオンライン要素

『アークザラッド ジェネレーション』の大きな特徴の一つに、カードシステムがあります。様々なカードを収集・使用することで、主人公を強化したり、過去のシリーズ作品に登場したキャラクターを召喚することが可能になります。これらのキャラクターカードは、オンラインプレイやギルドからの依頼、そしてメインストーリーとは直接関係のない状況下でのみ使用できます。

オンライン要素も重要な要素の一つでした。ギルドシステムが復活し、ギルドからの依頼を受けることでストーリーが展開していく仕組みが採用されています。プレイヤーは、オンラインを通じて他のプレイヤーと協力し、ゲームを進めていくことができました。しかし、このオンラインサービスは、接続トラブルや過疎化により、2005年6月30日に終了してしまいました。原因は解明されぬままサービスが終了したことは、多くのファンにとって残念な出来事でした。オフラインでもゲームをプレイすることは可能です。

記憶に残るキャラクターたち

『アークザラッド ジェネレーション』には、個性豊かなキャラクターたちが数多く登場します。主人公のエッダ、ヒロインのキリカを始め、ヘモ、カーグ・メレオル・ニーデリア、ダーク、リリア・レギーナ・エルゴなど、魅力的なキャラクターたちが物語を彩ります。各キャラクターは、個性的な声の出演者によって演じられ、独特の雰囲気を醸し出しています。

主な登場人物は以下の通りです。

エッダ (声：中井将貴)：除霊師の少年。幼い頃に両親を亡くしている。
キリカ (声：若林直美)：老古学者の少女。
ヘモ：ヘモジー族の子供。エッダの親友。
カーグ・メレオル・ニーデリア (声：野島健児)
ダーク (声：鈴村健一)
リリア・レギーナ・エルゴ (声：柚木涼香)
ポーレット・ヴァン・ロイド (声：雪乃五月)
デルマ (声：榎本温子)
ユマルノ・アルル・コ・ドバト・ミルマ（マル） (声：芝原チヤコ)
ガンツ・ベル・ルービン (声：中田譲治)
ヴォルク (声：有本欽隆)
カトレイトニア・エピデンドラム・ロルフェアナ・セミアルバ（カトレア） (声：一城みゆ希)
タチアナ・モニカ・カーロフ (声：勝生真沙子)
ベベドア (声：Tama)
ヂークベック (声：相沢正輝)
アーク・エダ・リコルヌ (声：結城比呂)
ククル・リル・ワイト (声：吉田古奈美)
トッシュ・ヴァイア・モンジ (声：檜山修之)
イーガ・ラマダギア (声：梁田清之)
エルク（エルクコワラピュール） (声：折笠愛)
リーザ・フローラ・メルノ (声：浅田葉子)
シュウ (声：池田秀一)
アレク (声：岩永哲哉)
シェリル・レッド (声：西村ちなみ)
ルッツ・カネック (声：上田祐司)
テオ・ミル・ラケル (声：渕崎ゆり子)
* ちょこ (声：吉田古奈美)

また、2004年12月22日には、『アークザラッド ジェネレーション オリジナルサウンドトラック』がキングレコードから発売されました。

『アークザラッド ジェネレーション』は、オンラインサービスは終了してしまいましたが、その革新的なゲームシステムと魅力的なキャラクター、そして独特の世界観は、多くのプレイヤーの記憶に深く刻まれています。

もう一度検索