渕崎ゆり子

渕崎 ゆり子について

渕崎 ゆり子（ふちざき ゆりこ、1968年12月5日生まれ）は、日本の著名な声優であり、舞台女優としても活躍しています。東京都大田区出身で、リマックスに所属している彼女は、二人の男の子の母でもあります。また、彼女は本名である渕崎 有里子（同じ読み）名義で活動していた時期もあり、その後は淵崎 ゆり子名義で多くのキャリアを築きました。

経歴

渕崎は日本大学芸術学部映画学科を卒業後、幼少期からの演劇への情熱を活かし、10歳の頃からグループこまどりに所属して子役としての活動を始めました。彼女は、子役という立場でありながらも、演劇に対する情熱を持ち続けていました。声優デビューは、アメリカのテレビドラマ『大草原の小さな家』で行い、1984年にはアニメ『魔法の妖精ペルシャ』の篠川紀信役でアニメデビューを果たしました。彼女は当時高校1年生であり、同世代の声優と比較しても早熟なキャリアを持っています。

その後、1991年にシグマ・セブンへ移籍し、2003年には現在所属しているリマックスに移りました。2005年には入籍し、その夏に双子の男児を出産しました。

人物とエピソード

家族には姉と弟がおり、声優業とは別に少女時代に会社員やバーテンダー、旅館の女将などに憧れていたことがあります。また、中学時代は演劇部、高校時代は箏曲部に所属していました。1990年には、NHK教育テレビの番組『はてな・サイエンス』にお姉さん役で顔出し出演しており、さらに同年には『地球戦隊ファイブマン』でもテレビレポーター役で顔出し出演しました。

『サクラ大戦』の李紅蘭役については、彼女自身が役どころに非常に親近感を抱いており、かつて同様の眼鏡をかけていたため、役作りに自然に入ることができたと述べています。また、『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の星馬烈役は、彼女にとって特に思い入れのあるキャラクターであり、自身の名前を広めてくれたとのことで、十年以上にわたってこのキャラクターに関わっています。

さらに、彼女は『少女革命ウテナ』の姫宮アンシー役にオーディションなしで抜擢されたエピソードがあり、「時間があるなら受けてみて」というスタッフの言葉を受けて挑戦し、合格しました。

渕崎は特に尊敬する声優には戸田恵子を挙げ、資格としてはスキューバダイビングや普通自動車免許を取得しています。座右の銘は「あせりとあきらめは百害あって一利なし」とのことです。

主な出演作品

彼女はテレビアニメや劇場版アニメ、さらにはゲームなど多岐にわたるメディアで活躍しています。特に、アニメでは『それいけ!アンパンマン』シリーズや『クレヨンしんちゃん』などの人気作品に多数のキャラクターで出演しています。さらには、ゲームやドラマCDでも幅広く活動しており、サクラ大戦シリーズや爆走兄弟レッツ&ゴー!!などの作品が特に知られています。

彼女の声優としての表現力は、多くのファンに支持され続けており、今後の活躍にも大いに期待が寄せられています。

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