アーマンド・ベニテス

アーマンド・ベニテスは、1972年生まれ、ドミニカ共和国出身の元プロ野球選手。右投右打の投手として、主にメジャーリーグで活躍しました。

1990年にボルチモア・オリオールズと契約し、1994年にメジャーデビュー。デビューイヤーこそ潜在能力を示唆する投球を見せたものの、その後は伸び悩みます。

1999年にニューヨーク・メッツへ移籍すると、クローザーとして才能が開花。2003年にはMLBオールスターゲームに初出場を果たします。2004年にはフロリダ・マーリンズで47セーブを挙げ、最多セーブのタイトルを獲得するなど、メジャーを代表するリリーバーとして名を馳せました。

その後、サンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍しますが、年齢や故障の影響もあり、かつての輝きを取り戻すことはできませんでした。2007年途中にマーリンズへトレードされ、トロント・ブルージェイズでのプレーを経て、現役を引退しました。

ベニテスの特徴は、その圧倒的な球威と三振を奪う能力の高さにありました。しかし、制球難という課題も抱えており、通算779イニングで403与四球と、9イニング平均4.66という高い数字が示すように、安定感に欠ける一面もありました。通算セーブ数でメジャー歴代50位以内に入る投手の中では、与四球率がワースト2位という記録も残っています。


年度別投手成績


※各年度の太字はリーグ最高
※「-」は記録なし
※通算成績の「数字」は、不明年度がある事を示す

タイトル

最多セーブ投手：1回（2004年）

表彰

ローレイズ・リリーフマン賞：1回（2001年）
リリーバー・オブ・ザ・イヤー：1回（2001年）

記録

* MLBオールスターゲーム選出：2回（2003年、2004年）


アーマンド・ベニテスは、その劇的な投球スタイルと、記憶に残る数々の活躍で、多くの野球ファンの心を捉えました。

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