アーロン・ラムジー

アーロン・ジェイムズ・ラムジー

アーロン・ジェイムズ・ラムジー（Aaron James Ramsey）は1990年12月26日にウェールズのケアフィリで誕生したサッカー選手で、現在はEFLチャンピオンシップのカーディフ・シティに所属している。ポジションはミッドフィルダーで、ウェールズ代表としても活躍している。彼は「ランボー」というニックネームでも知られており、その俊敏なプレースタイルと試合での存在感がファンに愛されている。

経歴

カーディフ・シティ時代

ラムジーはカーディフ・シティのユースチームでサッカーを学び、2006-07シーズンのホーム最終戦でトップチームデビューを果たした。彼はわずか16歳でのデビューをし、これはクラブ史上最年少の記録となった。プロ契約を結んだのは2007年12月であり、その後、FAカップでヘディングによる初得点も記録した。このシーズン、ラムジーは22試合に出場した。

移籍話も浮上したが、カーディフは高額オファーを拒否した。ついにはアーセナルへの移籍が決まり、2008年6月に移籍手続きが完了した。

アーセナル時代

アーセナル移籍後、ラムジーは新天地での挑戦を始め、早速チャンピオンズリーグやプレミアリーグでプレーした。彼は2008年にアーセナルと契約を延長し、リーグ戦では徐々に出場機会を増やしていった。しかし、2010年にはストーク・シティ戦で重傷を負い、一時は長期の離脱を余儀なくされた。

その後、レンタル移籍を経て2013-14シーズンにはFAカップ決勝で延長戦の決勝ゴールを決め、アーセナルのタイトル獲得に貢献した。2017年のFAカップ決勝でもゴールを決め、チームに優勝をもたらすなど、重要な役割を果たした。

ユヴェントス時代

2019年、ラムジーはユヴェントスに4年契約で加入し、セリエAでの初試合を迎えた。移籍後の初ゴールを決めたのは、セリエA第4節のエラス・ヴェローナ戦だった。彼はその後も活躍したが、出場機会は限られ、2022年にはレンジャーズへのレンタル移籍を選択。レンジャーズがオプションを行使しなかったため戻ることとなり、さらには契約解除に至った。

ニースとの契約

2022年8月、リーグ・アンのニースに移籍し、2023年には古巣カーディフ・シティに2年契約で復帰を果たした。

国際キャリア

ラムジーは世代別代表で活躍し、2008年のデンマーク戦でA代表デビューを果たした。2016年のEUROではウェールズに初のグループステージ突破を導き、第2戦で得点を挙げるなどの活躍を見せた。2020ユーロ予選では重要なゴールを決め、ウェールズの本大会出場を決定づけた。

特徴とエピソード

ラムジーは学生時代、ラグビーにも秀でた才能を持ち、名門クラブからのオファーを断った経緯がある。サッカー選手としての道を選んだ彼は、アーセン・ヴェンゲルからの誘いにも応じた。彼が試合で得点を挙げると、有名人の訃報が伝えられるという不気味な都市伝説も存在する。

タイトル

選手としての彼の功績は数多く、アーセナルではFAカップやコミュニティ・シールドなどを獲得。ユヴェントスでもセリエAやコッパ・イタリアを制覇しており、個人としても高い評価を得ている。彼のプレーは多くのファンを魅了し続けている。

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