イオンタウン塩釜

イオンタウン塩釜について

イオンタウン塩釜は、宮城県塩竈市にある、イオンタウンが運営するショッピングセンターです。ザ・ビッグを核店舗とし、その他35の専門店が出店しています。2007年5月25日に開業し、地域住民の生活を支える重要な商業施設として親しまれています。

開業の経緯

このショッピングセンターは、塩竈市の中心部、貨物ヤード跡地の再開発事業「海辺の賑わい地区」の一環として誕生しました。市は、この地区の再開発において、商業施設、住宅、歩行者専用通路などを整備する計画を立て、公募の結果、イオンが事業者として選定されました。イオンの選定理由としては、既存店舗が果たしてきた役割を維持し、新たな場所に移転後も人々の回遊性を保つという点が評価されました。

イオンは、この計画に基づいて、それまで海岸通り269号線沿いにあったジャスコ塩釜店を2007年2月20日に閉店。その後、同年の4月13日に「イオン塩釜ショッピングセンター」として開業準備を進めましたが、最終的に5月25日、「イオンタウン塩釜ショッピングセンター」として開業することになりました。

施設の特徴

施設は2階建てで、近郊型ショッピングセンター（NSC）として運営されています。アクアゲート口から徒歩1分というアクセスしやすい場所に位置しており、海に近い立地から、外観は船をイメージしたデザインが採用されています。

その後の変遷

2010年2月21日には、核店舗であるマックスバリュ塩釜店の運営が、イオンリテールからマックスバリュ南東北株式会社へと変更されました。また、同年2月28日には、南米で発生した地震による大津波警報の発令に伴い、一時的に閉鎖されました。この際、来店客の安全を確保するため、店内放送で避難を促し、従業員は屋上駐車場に避難する措置が取られました。

2011年3月11日に発生した東日本大震災では、イオンタウン塩釜も大きな被害を受けました。店内や外壁に亀裂や損壊が生じ、1階フロアは津波により浸水。震災時は、約200人が屋上駐車場に取り残されるという状況でした。しかし、その後復旧工事が行われ、同年6月25日には、マックスバリュ塩釜店がザ・ビッグ塩釜店として業態転換し、営業を再開。専門店街も順次再開しました。さらに同年11月21日には、運営がイオンリテールからイオンタウンへと変更され、名称も「イオンタウン塩釜」へと変更されました。

2024年3月1日には、イオンビッグ株式会社がマックスバリュ南東北株式会社を吸収合併したことに伴い、核店舗であるザ・ビッグ塩釜店の運営がイオンビッグ株式会社へと変更されました。

沿革

2006年7月 - 塩竈市が「海辺の賑わい地区」の事業者にイオンを選定。
2007年2月20日 - ジャスコ塩釜店が閉店。
2007年5月25日 - イオンタウン塩釜ショッピングセンターとして開業。
2009年2月2日 - マックスバリュ塩釜店でレジ袋が有料化。
2010年2月21日 - マックスバリュ塩釜店の運営がイオンリテールからマックスバリュ南東北株式会社へ変更。
2011年3月11日 - 東日本大震災の影響により営業休止。
2011年6月25日 - マックスバリュ塩釜店がザ・ビッグ塩釜店に業態転換。
2011年11月21日 - イオンタウン塩釜に名称変更。運営がイオンタウン、施設所有者がイオンに変更。
2024年3月1日 - ザ・ビッグ塩釜店の運営がイオンビッグ株式会社に変更。

主なテナント

ザ・ビッグ塩釜店
キャンドゥ
サンキ
未来屋書店
ソフトバンク×Y!mobile

外部リンク

イオンタウン塩釜

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