イオン住宅ローンサービス

イオン住宅ローンサービス株式会社（イオンじゅうたくローンサービス）は、東京都千代田区に本社を置く日本の金融サービス企業です。イオングループの一員であり、現在はAFSコーポレーション株式会社の傘下に位置しています。同社は、主に不動産投資向けのローン商品を提供しています。

沿革

同社の歴史は、1980年2月に「東芝・ゼネラルエレクトリックファイナンス株式会社」として設立されたことに始まります。当初は東芝グループに属していました。

設立後、商号は以下のように変遷しました。

1983年7月：「東芝総合ファイナンス株式会社」に商号を変更。
1999年2月：投資用マンションローンの取り扱いを開始しました。
2005年2月：「東芝住宅ローンサービス株式会社」へ商号を変更。
2005年3月：住宅金融支援機構の「フラット35」の取り扱いを開始。

2012年は同社にとって大きな転換期となりました。かつて東芝グループの東芝ファイナンス子会社でしたが、2012年1月にイオンクレジットサービス株式会社および株式会社イオン銀行との株式譲渡契約が締結され、イオングループの一員となりました。

イオングループ入りに伴い、2012年4月には現在の社名である「イオン住宅ローンサービス株式会社」に商号を変更しました。

2013年4月には、イオンクレジットサービス株式会社と株式会社イオン銀行の経営統合により、イオンフィナンシャルサービス株式会社の連結子会社となりました。

2016年5月には、会社分割の手法により、フラット35を含む住宅ローン事業を株式会社イオン銀行へ承継しました。これにより、事業の中心は不動産投資ローンへとシフトしました。

2019年4月には、吸収分割により、株式がイオンフィナンシャルサービス株式会社からAFSコーポレーション株式会社へ承継され、AFSコーポレーション株式会社の子会社となりました。

現在の事業内容

住宅ローン事業の承継以降、イオン住宅ローンサービス株式会社は不動産投資ローン、特にマンション投資向けの商品提供に特化しています。投資を目的とする顧客層に対し、専門的な金融サービスを提供しています。

過去の事業と事業承継

イオングループ傘下となった後、2016年5月まではフラット35などの住宅ローンも取り扱っていましたが、イオングループの金融サービス再編の一環として、住宅ローン事業は株式会社イオン銀行に集約されることになりました。この事業承継は会社分割によって行われ、同社は住宅ローン分野から撤退しました。

まとめ

イオン住宅ローンサービス株式会社は、東芝グループの一員として設立され、その後イオングループに加わりました。グループ内の金融事業再編を経て、現在は不動産投資ローン分野に特化した金融サービスを提供しています。歴史的な変遷の中で事業内容を変化させてきましたが、イオングループの金融サービス事業者として、特定の市場に向けた金融機能を提供し続けています。

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