イグザンプラーテレビ

イグザンプラーテレビとは

イグザンプラーテレビは、2006年4月28日にテレビ神奈川（tvk）で放送が開始されたバラエティ番組です。毎週金曜日の23時30分から24時の間に放送されており、インターネットテレビ放送局であったThe Color Television Network（CTVN）の『イグザンプラー』の続編にあたります。この番組は「史上初のインターネットからテレビになった番組」として位置づけられており、情報番組としての新しい形を示しています。

概要

『イグザンプラーテレビ』は、前作と異なり生放送ではなく、撮影したものを編集して放送する形式を取っています。そのため、『テレバイダー』から引き継がれていた「裏番組速報」は廃止され、台本は公式に公開されています。また、ドワンゴが提供するパケットラジオ（パケラジ）でも同時に放送されており、異なるカメラアングルからの映像が視聴者に提供されています。視聴者は事前に選ばれた3つのアングルの中から好みのものを選ぶことができ、視聴体験がよりインタラクティブになっています。

しかし、パケラジの放送はテレビ放送と少し異なり、VTRやCMの時間中にはスタジオの模様がリアルタイムで映し出されるため、テレビ視聴者にとっては内容が把握しづらいという課題も抱えています。また、番組の公式サイトでは5分前、放送中盤、終了後に『イグザンプラー全世界版』という短い映像が公開されますが、この映像にはタイトルロゴが『イグザンプラーテレビ』ではなく、『イグザンプラー』のままとなっています。

番組の最後に表示されるスタッフロールに関しても、制作元が「The Color Television Network」から「イグザンプラーテレビ製作委員会」に変更され、2006年5月12日放送回からは「CTVN」のロゴも加わることとなりました。

放送事故とその対応

2006年には、放送事故も発生しました。最初の事故は6月2日に発生し、オーディオのみが流れる映像の無い状態でパケラジが放送されました。その次の週、6月9日にはテレビとパケラジで異なる回が放送されるという問題が生じ、パケラジでは再放送とスタッフへの「自己啓発セミナー送り」という対策が取られました。これは番組独特のユーモアを交えた措置でもあり、過去にも同様の対応が施されたことがあります。

出演者とコーナー

番組には、金剛地武志、崎山一葉、相内優香といった出演者が登場し、様々なコーナーを展開します。ネット放送時代には多様なニュースを扱っていましたが、テレビ版ではコーナー中心の構成に変更され、6月9日以降はまたニュースを取り上げるようになりました。

主なコーナー

• - パーソナル・センチュリー（PC）: 高齢者をPCに見立て、様々な観察を行うコーナーで、パソコン用語がふんだんに使われます。
• - サーチフラッグ: 番組が提示する僅かなヒントを基に、視聴者が検索し、特定のページにアクセスすると特典が得られるというコーナー。
• - 天気予報: 明日の天候を検索の結果から予測する企画。
• - 言論の自由が丘: テレビを見ない視聴者のための批評企画で、様々な意見やクレームに答えます。

過去のコーナー

• - ランキングサバイバル: 様々なテーマでリサーチを行い、ランキングを発表するコーナーでしたが、放送の途中で終了となりました。

放送体制の変更

2006年9月からは一時的に放送を休止し、その後2006年10月20日からは新たにドラマとして『イグザンプラードラマ』として再スタートしました。これにより、番組のスタイルは再編され、視聴者には新しい物語が提供されることとなりました。

放送局

番組は主にテレビ神奈川（tvk）で放送され、同時にとちぎテレビ（GYT）でも放送が行われました。閉じた時間でのバラエティ番組として、視聴者に楽しみを提供する多様な展開が注目を浴びています。

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