イゴール・マティッチ

イゴール・マティッチ

イゴール・マティッチ（セルビア語: Игор Матић, Igor Matić、1981年7月22日 - ）は、セルビア出身の元サッカー選手であり、現在はサッカー指導者として活動しています。ポジションは主にミッドフィールダーでした。彼はアテネオリンピックのセルビア・モンテネグロ代表としても知られています。

クラブ歴

マティッチは1998年にFKゼムンでプロとしてのキャリアをスタートさせました。19歳という若さで、クラブがユーゴスラビア連邦共和国カップで準決勝に進出する快挙に貢献しました。2003年にはOFKベオグラードに移籍し、ブラニスラヴ・イヴァノヴィッチが率いるOFKベオグラードの黄金時代をチームの一員として過ごしました。

2005年、マティッチはフランスのリーグ・アンに所属するSMカーンに移籍しましたが、クラブはその後リーグ・ドゥに降格しました。SMカーンを退団後、一時的に無所属の状態を経てFKバナト・ズレニャニンに加入。2008年にはFCメガスポルトに加入しましたが、クラブはその後解散しました。

2009年にはOFKグルバリに加入し、2010年にはFKモグレンに移籍しました。しかし、2012年1月には5ヶ月間給与が未払いだったため、モグレンを相手に訴訟を起こし、そのまま退団。同月には、アレクサンダル・クリスティッチが新監督に就任したFKナプレダク・クルシェヴァツに加入しました。この移籍は、クリスティッチとマティッチがOFKベオグラード時代からの知り合いであったことが縁となりました。

ナプレダク・クルシェヴァツでは半シーズンのみプレーし、その後FKチュカリチュキに移籍しました。チュカリチュキでは、ゲームメーカーとしてチームを牽引し、セルビア・スーペルリーガへの昇格に大きく貢献しました。2013年10月には、スポルタル紙が「皆が恐れる"おじさん"」と題した28歳以上のセルビア・スーペルリーガベストイレブンを発表し、その中にマティッチの名前も含まれていました。2015年3月18日にはハムストリングを痛めて一時離脱しましたが、2週間後には復帰。2017年に引退するまで、主将も務めながらチュカリチュキで活躍しました。

代表歴

マティッチはボスニア・ヘルツェゴビナ社会主義共和国のブゴイノで生まれましたが、ユーゴスラビア連邦共和国籍を選択しました。国名変更後は、セルビア・モンテネグロU-21代表としてUEFA U-21欧州選手権2004に出場し準優勝。同U-23代表としてアテネオリンピックにも出場しました。

タイトル

FKチュカリチュキ

* セルビア・カップ: 2014-15

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