イントレピッド海上航空宇宙博物館

イントレピッド海上航空宇宙博物館

イントレピッド海上航空宇宙博物館（Intrepid Sea, Air & Space Museum）は、ニューヨーク市マンハッタンに位置するユニークな博物館です。この施設は、元々アメリカ海軍のエセックス級航空母艦である「イントレピッド」を活用しており、艦船や航空機の展示が豊富です。

概要

博物館はウエストサイド・マンハッタン、ハドソン川沿いの86番桟橋に設置されています。1982年に開館されて以来、多くの観光客に親しまれるスポットとなり、様々な航空機や艦船の展示が行われています。特に、飛行甲板に並ぶ多彩な航空機は訪れる人々の目を引きます。博物館内にはアメリカ海兵隊の募集事務所や、艦隊週間のイベントを主催する機能もあります。さらに、飲食店やミュージアムショップなども整備されており、訪問者は様々な体験ができます。

沿革

1982年に「イントレピッド」を博物館として利用することが決定された後、船体は86番桟橋に係留されました。しかし、老朽化が進んでいたため、2006年に近代的な桟橋への改築が決定し、船体はニュージャージー州のドライドックに移動されることになりました。この際、大潮の満潮時を利用した曳航が試みられたものの、堆積土砂により一時座礁するという困難もありました。しかし、関係者の協力を得て浚渫作業を行い、無事に離礁することに成功しました。修繕を終えた「イントレピッド」は2008年に新しい86番桟橋に戻り、再び博物館としてオープンを迎えました。

主な展示

博物館には、様々な展示物があり、その中でも空母「イントレピッド」は主な魅力です。また、2012年からはスペースシャトル1号機エンタープライズが展示されるようになり、これに伴って他のいくつかの航空機が移送されました。展示されている航空機には、SR-71 ブラックバードやF-14 トムキャット、MiG-21など、多様な種類が含まれています。一方、86番桟橋では潜水艦やコンコルドも見られるため、多様な歴史と技術を一度に体験することができます。

映画とテレビのロケ地

この博物館は、映画やテレビドラマの撮影地としても知られています。映画『アイ・アム・レジェンド』や『ナショナル・トレジャー』、またテレビドラマ『NY市警緊急出動部隊 トゥルー・ブルー』など、多くの作品で登場しています。これにより、博物館は文化的な重要性も持ち合わせており、訪問者にとって単なる展示施設以上の意味を持っています。

まとめ

イントレピッド海上航空宇宙博物館は、アメリカの歴史や航空宇宙の進歩を楽しむことができる貴重な場所です。博物館内の多様な展示や歴史的背景は、訪れる人々に感動を与えるでしょう。是非、ニューヨークに訪れた際には足を運んでみてください。

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