インド海
軍艦艇一覧は、
インドが過去から現在、さらには将来にわたり保有予定の艦船を網羅したもので、未完成や計画が中止された艦艇も含まれています。このリストは、
インド海軍の発展の歴史を伺わせるとともに、現在の軍事力の一端を知る手助けにもなるでしょう。
現状の勢力(2024年現在)
インド海軍は、国防予算として666億ドルを有し、海軍に所属する人員は67,052名に達しています。また、海軍の艦船隻数は183隻(排水量20トン以上)となっています。具体的な内訳は次の通りです:
- - 潜水艦:17隻
- - 空母:2隻
- - 駆逐艦:12隻
- - フリゲート:12隻
- - コルベット:19隻
- - 哨戒艦:10隻
- - 高速艇:39隻
- - 哨戒艇:11隻
- - ドック型輸送揚陸艦:1隻
- - 戦車揚陸艦:5隻
- - 中型揚陸艦:3隻
- - 揚陸艇:12隻
- - 測量艦:8隻
- - 試験艦:1隻
- - ミサイル追跡艦:1隻
- - 練習艦:5隻
- - 補給艦:4隻
- - 給油艦:20隻
- - 潜水艦救難艦:1隻
さらに、
インド海軍は航空機として、235機を保有しており、艦載の固定翼機が40機、艦載ヘリコプターが129機、陸上の固定翼機が66機となっています。沿岸警備隊も船艇150隻と航空機77機を擁しています。
近代海軍以前の艦艇
インド海軍は、その歴史の中でさまざまな艦船を運用してきました。近代海軍以前には、蒸気航走艦が含まれ、例として以下の艦艇が挙げられます。
- - ネアルコス(Nearchus) - 1913年に建造された艦。武装は4門。
- - バーモ(Bhamo) - 1896年築の河用艦で、武装は2門。
- - イラワジ(Irrawady)やスレーデン(Sladen)も河用艦として活動していたことが確認されています。
近代海軍以降の艦艇
近代海軍以降、
インド海軍はさまざまな艦艇を整備してきました。主力艦として航空母艦や水上戦闘艦が含まれています。特に、駆逐艦、フリゲート、コルベット、潜水艦など多岐にわたる艦艇が運用されています。なお、スループの運用も行っており、エルフィンストーン(Elphinstone)やヒンドゥスタン(Hindustan)などがその代表例です。
潜水艦と機雷戦艦艇
インド海軍では、通常動力型及び原子力潜水艦が運用され、また、カッダロール級掃海艇やBimlipitan級掃海艇といった機雷戦艦艇も数隻保有しています。
揚陸艦艇
揚陸艦艇も充実しており、ドック型輸送揚陸艦のジャラシュワ級や、戦車揚陸艦のマガール級、さらには汎用揚陸艇や輸送艦艇としてニコバル級が存在します。
哨戒艦艇
哨戒艦艇の中には、サリュー級とスカーニャ級の艦艇が含まれており、それぞれ数隻が現役です。また、高速戦闘艇としてカー・ニコバル級も運用されており、
インド海軍の防衛能力を支えています。
補給艦艇も2隻のディーパク級
補給艦が勤務しており、支援艦隊として潜水艦母艦や
潜水艦救難艦なども存在し、活動を支援する重要な役割を果たしています。また、
練習艦艇も多数存在し、教育訓練に寄与しています。
まとめ
インド海
軍艦艇一覧は、過去から現在にかけての艦船の詳細な情報を提供しており、海軍力の全体像を理解する上で重要な資料です。これにより、
インドの海軍力の位置づけや、歴史的な背景を知るための貴重な手段となります。