イ・ミニョン (ゴルファー)

イ・ミニョン（李 民英）は、1992年3月13日に生まれた韓国の女子プロゴルファーです。彼女はHanwha Q CELLSに所属し、韓国女子プロゴルフ協会（KLPGA）に登録されています。イ・ミニョンは、ゴルフ界において注目される選手の一人であり、彼女のキャリアは数々の挑戦と成功に満ちています。

イ・ミニョンは、10歳の時にゴルフを始め、成均館大学校を卒業後の2010年にKLPGAに入会します。彼女はその年の8月に行われた「KLPGA2010グランドドリームツアー9戦」でプロデビューを果たし、下部ツアーとはいえ初めての勝利を収めました。この初優勝は、彼女のゴルフキャリアのスタートを象徴する大きな出来事となりました。

2013年には「朝鮮日報ポスコチャンピオンシップ」でKLPGAツアー初の優勝を手に入れ、その後、2014年には「ロッテマート女子オープン」と「OK貯蓄銀行 朴・セリ インビテーショナル」でさらに2勝を加えました。彼女は同年の12月にHanwha ゴルフチームに加入し、さらなるステップアップを遂げます。

しかし、2015年には思いもよらぬ試練が訪れます。中華人民共和国で開催された欧州女子ツアー「ミッションヒルズ・ワールドレディスチャンピオンシップ」の最中に、突然の腹痛に見舞われ、試合を棄権することに。その後、腎臓がんが発覚し、手術を受けることになりましたが、手術は成功し、彼女はゴルフ界に復帰を果たします。

復帰後の2016年、彼女は「クムホタイヤ女子オープン」で手術後初の優勝を飾ります。さらに、同年に日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）のファイナルクォリファイングトーナメントに進出し、4位入賞を果たし、翌シーズンの出場資格を獲得しました。

2017年にはTPD単年登録者としてJLPGAツアーに参戦し、「ヤマハレディースオープン葛城」で優勝を収め、JLPGAに正式に入会しました。同年、彼女は年間で29試合に出場し、賞金ランキングで2位に入り、初のシード権を獲得しました。この成功は、彼女のゴルフキャリアにおいて特筆すべき成果であり、同年には「敢闘賞」も受賞しました。

イ・ミニョンは、2018年から「Hanwha Q CELLS ゴルフチーム」の一員となり、JLPGAツアー開幕戦で優勝を果たします。また、2019年にはさらに2つのトーナメントで勝利を挙げ、合計で5回の勝利に至りました。これにより彼女は、参戦した3年間連続でシード権を獲得し、ますますその存在感を強めています。

イ・ミニョンは、数々の試練に直面しながらも、着実にキャリアを築き上げてきた日本のプロゴルフ界における重要な選手であり、今後の活躍が期待される選手であることは間違いありません。

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