ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー

ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー

『ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー』は、STVラジオで1983年4月9日から2018年4月7日まで放送されていた長寿ラジオ番組です。パーソナリティは、STVラジオで数々の番組を担当してきた日高晤郎さん。番組は、リスナーから寄せられたメッセージやリクエストを中心に、日高さんのユーモアあふれるトーク、辛口な時事批評、そして温かい人柄が魅力で、多くのファンを魅了しました。

番組の概要

番組は毎週土曜日の朝から夕方にかけて生放送され、プロ野球シーズンとオフシーズンで放送時間が異なっていました。

プロ野球オフシーズン: 8時 - 17時 (9時間)
プロ野球シーズン: 8時 - 13時50分、または8時 - 12時50分

番組は、STVラジオ第1スタジオからの公開生放送で行われ、誰でも無料で観覧することができました。スタジオには約30席の雛壇が設置され、多くのリスナーが訪れました。また、祝日やイベント時には、STVホールなどから公開生放送を行うこともありました。

番組の特徴

日高晤郎さんの個性的な語り口: 日高さんの飾らない人柄と、喜怒哀楽をストレートに表現するスタイルは、多くのリスナーの共感を呼びました。時に辛口なコメントも飛び出しましたが、それは愛情の裏返しであり、リスナーからの信頼も厚かったです。
リスナーとの交流: リスナーからのメッセージやリクエストを積極的に紹介し、番組内で直接対話することも多くありました。日高さんは、リスナーを「お客様」と呼び、常に感謝の気持ちを伝えていました。
豊富なコーナー: 音楽リクエスト、人生相談、街歩き、食に関する情報など、多岐にわたるコーナーが設けられていました。各コーナーでは、日高さんの知識や経験に基づいたトークが繰り広げられ、聴きごたえがありました。
公開生放送: スタジオでの公開生放送は、リスナーにとって特別な体験でした。日高さんのトークを目の前で聞けるだけでなく、他のリスナーとの交流も楽しむことができました。

番組の歴史

番組は1983年4月に3時間の生ワイド番組としてスタートし、その後、放送時間を拡大しながら、長きにわたってSTVラジオの看板番組として親しまれました。

1984年4月: 9時 - 17時までの8時間放送に拡大
1987年4月: 8時 - 17時までの9時間放送に拡大
2002年7月: 放送1000回達成
2012年2月: 放送1500回達成
2018年4月: 日高晤郎さんの逝去により番組終了

日高晤郎さんの逝去と番組の終焉

2018年4月3日、日高晤郎さんが悪性腫瘍のため逝去されました。35年にも及ぶ番組の歴史に幕を閉じることとなりました。最終回は追悼番組として放送され、多くのリスナーが日高さんの死を悼みました。

番組終了後も、リスナーからの要望に応え、吉川典雄アナウンサーがパーソナリティを務める『ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー フォーエバー』が放送されましたが、2019年3月23日をもって終了しました。

現在の状況

『日高晤郎ショー』の放送枠は、現在、『ごきげんようじ』と『明石のいんでしょ大作戦!』という2つの番組に分割されています。

まとめ

『ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー』は、日高晤郎さんの個性的な語り口と、リスナーとの温かい交流が魅力のラジオ番組でした。番組は終了しましたが、日高さんの言葉と番組の思い出は、今も多くの道民の心に深く刻まれています。

番組で放送された数々の名言は、書籍化もされています。

『日高晤郎名言集 言葉のビタミン』（中西出版）

また、番組の音源や映像は、STVラジオのアーカイブで一部公開されています。

* STVラジオ公式サイト

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