ウィーン・ミッテ駅

ウィーン・ミッテ駅（Bahnhof Wien Mitte）は、オーストリア連邦鉄道（ÖBB）が運営するウィーン市内の主要な鉄道駅です。ウィーン国際空港と市内を結ぶシティ・エアポート・トレイン（CAT）も発着し、国内外からの利用者に利用されています。

概要

ウィーン・ミッテ駅は、ウィーンを南北に縦断するSバーン路線上に位置し、近郊電車へのアクセスポイントとして機能しています。駅は地下にあり、Sバーン用に2面4線の島式ホーム、CAT用に1面1線のプラットフォームを備えています。

地下鉄U3号線とU4号線のラントシュトラーセ駅（Landstraße）と連絡通路で接続されており、市内各方面へのアクセスも容易です。U3号線を利用すれば、シュテファン大聖堂のあるシュテファンスプラッツ駅など、ウィーン中心部へ短時間でアクセスできます。U4号線では、シェーンブルン宮殿の最寄り駅であるシェーンブルン駅へ乗り換えなしでアクセス可能です。ラントシュトラーセ駅にはコインロッカーも設置されており、旅行者の荷物預かりに役立ちます。

シティ・エアポート・トレイン（CAT）

ウィーン・ミッテ駅からは、ウィーン国際空港への直通列車であるシティ・エアポート・トレイン（CAT）が利用できます。ただし、CATのプラットフォームはSバーンとは別の場所に設けられており、乗り場入り口も異なります。Sバーンや地下鉄の駅からCAT乗り場までは、多少の移動が必要です。CAT乗り場では、スターアライアンス加盟航空会社のチェックインや手荷物預かりサービスを利用できます。

名称に関する注意点

「ウィーン・ミッテ（Wien Mitte）」という名称は、ウィーンにおける交通の中心駅であるかのような印象を与えますが、実際にはそうではありません。「ミッテ」はドイツ語で「中央」を意味しますが、この駅が位置的にウィーン市内の中心に近いというだけで、交通機能上の中心駅ではありません。ウィーンの鉄道における中心駅は、別にウィーン中央駅（Wien Hauptbahnhof）が存在します。ウィーン・ミッテ駅はウィーン1区インネレシュタット（Innerestadt）と呼ばれる市の中心部には位置しておらず、中心部へは地下鉄U3号線の利用が便利です。

駅構造

ウィーン・ミッテ駅は地下駅であり、Sバーン用の駅とCAT用の駅が分かれています。Sバーン駅は2面4線の島式ホーム、CAT駅は1面1線のホーム構造です。

接続

地下鉄：U3号線、U4号線
路面電車：O
バス：74A
夜行バス：N75

関連項目

シティ・エアポート・トレイン
ウィーン地下鉄
オーストリア連邦鉄道

外部リンク

オーストリア連邦鉄道（ドイツ語・英語）
シティ・エアポート・トレイン（ドイツ語・英語）
ウィーン路線網（ドイツ語・英語）

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