ウェイド・ルブランとは？意味をやさしく解説

ウェイド・ルブラン：異色の経歴を持つ技巧派左腕

ウェイド・マシュー・ルブラン（Wade Matthew LeBlanc, 1984年 8月7日 - ）は、アメリカ合衆国ルイジアナ州出身の元プロ野球選手。左投左打の投手として、MLB（メジャーリーグベースボール）とNPB（日本プロ野球）の両方でプレーしました。

ルブランは、2003年のMLBドラフトでタンパベイ・デビルレイズから指名を受けましたが、契約せずにアラバマ大学へ進学。大学では3年間で通算24勝を挙げるなど、才能を発揮しました。

2006年のMLBドラフトでサンディエゴ・パドレスから2巡目指名を受け、プロ入り。2008年にメジャーデビューを果たしました。2010年には自己最多の26試合に登板し、8勝を記録。その後、マイアミ・マーリンズ、ヒューストン・アストロズ、ロサンゼルス・エンゼルス、ニューヨーク・ヤンキースなど、多くの球団を渡り歩きました。

2014年には、エンゼルスとヤンキースで短期間プレーした後、シーズン途中に古巣エンゼルスへ復帰。しかし、安定した成績を残すことができず、FA（フリーエージェント）となりました。

2014年12月、埼玉西武ライオンズと契約し、日本球界へ移籍。2015年には、開幕戦で勝利投手となるなど活躍を見せましたが、シーズン後半は出場機会が減少し、同年限りで退団しました。

2015年オフにトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結び、2016年にはシアトル・マリナーズへ移籍。その後、ピッツバーグ・パイレーツ、マリナーズ（2度目）、ボルチモア・オリオールズなどを経て、2021年にセントルイス・カージナルスでプレー。2022年に現役引退を表明しました。

ルブランは、平均球速約140km/hの速球を中心に、多彩な変化球を織り交ぜる技巧派左腕でした。打者のタイミングを外す投球術で、MLBとNPBで長く活躍しました。

2015年に来日した際、日本のテレビ番組「YOUは何しに日本へ？」のインタビューを受け、野球よりも先に日本のテレビに出演するという珍しい経験をしました。また、パドレス時代には、本拠地と敵地での成績に大きな差が見られました。

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