ウォッ!チャ

『ウォッ!チャ』から『お台場2★4★8 スーパーウォッ!チャ』まで：フジテレビ系情報番組の軌跡

2000年4月1日から2001年9月29日まで、フジテレビ系列で放送された人気情報番組『ウォッ!チャ』。毎週土曜の午前10時から午後1時まで、3時間にも及ぶ充実した内容で多くの視聴者を魅了しました。

番組は2001年4月7日、大幅なリニューアルを行い『お台場2★4★8 スーパーウォッ!チャ』として生まれ変わります。番組タイトルに含まれる「お台場2★4★8」は、フジテレビ本社所在地「港区台場2丁目4番8号」に由来しています。司会者も一新され、新たな顔ぶれとコーナーで番組に活気をもたらしました。

キャストと個性豊かなコーナー

『ウォッ!チャ』時代には、内藤剛志氏、福井謙二氏（当時フジテレビアナウンサー）、菊間千乃氏（当時フジテレビアナウンサー）が司会を務めました。奥寺健氏、宇田麻衣子氏（当時フジテレビアナウンサー）らも様々なコーナーを担当。リポーターとして奥山英志氏が活躍し、ニュースや話題の現場を取材する姿は視聴者に親しまれました。

特に人気だったコーナーの一つに、糸井重里氏が最近の流行を語るコーナーがあります。月1回の放送ながら、その独特の視点と語り口は多くの視聴者の共感を呼びました。また、デビュー間もない氷川きよし氏をいち早く番組に取り上げたことも話題となりました。

『ウォッ!チャ』時代から放送されていた人気コーナー「現場にダッシュ!」では、奥山英志氏がニュースや話題の現場へ赴き、その様子をレポート。オープニングには『グレートマジンガー』のテーマ曲が使用され、番組の勢いを感じさせました。

リニューアル後の『お台場2★4★8 スーパーウォッ!チャ』では、内藤剛志氏と島田彩夏氏（フジテレビアナウンサー）が司会を務め、伊集院光氏や山田まりや氏といった著名なコメンテーターも出演しました。伊藤利尋氏（フジテレビアナウンサー）、梅津弥英子氏（フジテレビアナウンサー）なども番組を盛り上げました。奥山英志氏は引き続きリポーターとして活躍し、新コーナー「！？2★4★8」を担当しました。このコーナーでは、「レモン200個分のビタミンCとはどれくらいの量か？」といった身近な疑問を独自の視点で検証し、視聴者の好奇心を刺激しました。

『FNNスピーク』との連携とローカル局の独自対応

『ウォッ!チャ』と『お台場2★4★8 スーパーウォッ!チャ』では、放送時間中に『FNNスピーク』を内包。興味深いのは、『ウォッ!チャ』のスタジオと『スピーク』のスタジオとの掛け合いが番組冒頭にあった点です。『ウォッ!チャ』をネットしていない系列局では、この部分を地元送出に差し替えて放送していました。

さらに、ローカル局の独自対応も注目に値します。岡山放送では、高松空港などの自局の情報カメラ映像を背景に、フジテレビと同一のタイトルCGを使用。鹿児島テレビでは、タイトルCGはフジテレビと同じでしたが、タイトルとスポンサー表記時には虹色のCGを背景として使用していました。テレビ新広島では、番組を早めに飛び降りて別番組を放送したため、スタジオとの掛け合い部分はカットされ、自局の情報カメラ映像とタイトルCG、テーマ曲が放送されました。

スタッフと制作

番組プロデューサーは時澤正氏、ナレーターには古川登志夫氏、鈴木渢氏らが名を連ねました。構成は小泉せつ子氏、制作はフジテレビ情報生活局が担当しました。

『ウォッ!チャ』と『お台場2★4★8 スーパーウォッ!チャ』。3時間に渡る情報番組は、個性豊かな出演者、話題のコーナー、そしてローカル局の工夫が凝らされた独自の演出によって、多くの視聴者に支持され、日本のテレビ史に名を刻む番組となりました。

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