『
ウルトラマン(
プラネタリウム特別編)』は、1998年に
プラネタリウム上映用に特別に制作された映像作品です。この作品は、地球及び宇宙の平和を守るウルトラ戦士たちの戦いを描いています。
ストーリー概要
物語は、地球と宇宙征服を目指す
バルタン星人による襲撃から始まります。人類が宇宙を探索している中、その宇宙船や宇宙基地に次々と攻撃を仕掛けていく
バルタン星人。
宇宙警備隊の隊長であるゾフィーは、彼らの侵略行為を阻止すべく、
ウルトラマンを派遣します。しかし、
バルタン星人が操る新たな怪獣、
ブラックホール怪獣ブラキウムの強大な力の前に
ウルトラマンは窮地に立たされます。
この困難な状況を打破するため、
ウルトラマンネオスと
ウルトラセブン21が登場し、3人のウルトラ戦士は力を合わせて
バルタン星人とブラキウムに立ち向かうことになります。彼らの連携プレーによって、地球の平和を取り戻すための壮絶な戦闘が繰り広げられます。
地球や宇宙の平和を守るためにたびたび戦ってきたウルトラ戦士。ゾフィーの指令を受けて
バルタン星人に立ち向かいます。
勇士司令部に所属する新たなウルトラ戦士で、セブン21と共に
ウルトラマンを援護するために駆けつけます。
宇宙保安庁の一員で、ネオスの良きコンパニオンとして
ウルトラマンを支援する役割を担います。
宇宙警備隊の隊長で、
ウルトラ兄弟の長兄です。
バルタン星人の侵略行為を未然に防ぐため、
ウルトラマンを送り出します。
登場怪獣
ウルトラマンの宿敵であり、幾度となく地球侵略を試みてきました。今もなお、宇宙進出を阻止すべく人類に対して陰謀を巡らせています。
ウルトラマンが来たことで、その野望を打破しようとブラキウムを操ります。
本作において新たに登場するオリジナルの怪獣で、
バルタン星人の手下として宇宙船や基地を攻撃します。特徴的なフォルムで、腹部に口を持ち、そこから小型の
ブラックホールを生成することができます。これにより、
ウルトラマンの
スペシウム光線さえも防いでしまいます。
この作品の怪獣デザインには、
ベムスターからインスパイアを受けた要素が含まれています。実際に、五島
プラネタリウムのオーナーが
ベムスターのファンであったことが影響を与えているそうです。また、後には『
ウルトラマンボーイのウルころ』の番組内でも、この怪獣はしばしば登場しています。
参考文献
- - 『丸山浩ウルトラデザイン画集』洋泉社、2018年11月22日。ISBN978-4-8003-1596-0。
- - 講談社 編『ウルトラ特撮 PERFECT MOOK』 vol.37《ウルトラマンゼアス/ウルトラマンUSA》、講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2022年1月11日。ISBN978-4-06-521064-2。
この
プラネタリウム特別編は、ファンにとって特別な意味を持つ作品であり、新たな
ウルトラマンたちの活躍を楽しむことができる貴重な機会となっています。