ウルトラマン (PlayStation 2)

ウルトラマン 3D格闘ゲーム

ウルトラマンは、バンダイが2004年にリリースした3D格闘ゲームで、特撮テレビシリーズ『ウルトラマン』を基に制作されています。開発を手掛けたのはKAZeで、プレイヤーはウルトラマンとなり、怪獣との戦闘を通じて原作のストーリーを追体験することができます。

ゲーム概要

本作の特徴は、全11ステージのストーリーモードが中心に据えられている点です。プレイヤーは、ウルトラマンを操作して各ステージで怪獣を倒していきます。初めてプレイする際には、ストーリーモードと怪獣大乱闘モードが選択可能で、進めるうちに追加のモードがアンロックされる仕組みです。

アクション性よりも原作のストーリーへの忠実さが重視されており、他のウルトラマン格闘ゲームとは異なる操作感が味わえます。原作ファンにとっては、より楽しめる内容となるでしょう。

ストーリーモード

ストーリーモードは最初からアクセス可能で、原作に沿った形で進行します。各ステージでは、プレイヤーがウルトラマンとして怪獣たちと戦います。その内容は非常に詳細で、各ステージごとに特殊な演出やステージ限定の技が用意されています。また、ウルトラマンはステージによってAタイプ・Bタイプ・Cタイプを使い分けることができ、細部までこだわりが見られます。

ステージは全11サイト用意されており、特定の条件を達成することで新たな4つのステージが登場します。

各ステージと登場怪獣

ストーリーモードの途中で達成条件を満たすと、新しいステージと怪獣がアンロックされる仕組みです。通常のステージにおける怪獣は、ストーリーモードで倒してきた怪獣の中から選ばれます。

ウルトラマンの必殺技

ウルトラマンはゲーム内でいくつかの必殺技を使用できます。これらは次のようになります（威力の弱い順）:

• - ウルトラ水流
• - スラッシュ光線
• - キャッチリング
• - 八つ裂き光輪
• - スペシウム光線

他のゲームモード

怪獣大乱闘モード

このモードでは怪獣を操作して、2人で対戦を行います。ウルトラマンの登場はなく、ストーリーモードで倒した怪獣のみ選択可能です。

怪獣天下モード

怪獣を操作し、次々と現れる他の怪獣を撃破していくモードです。3体倒せばウルトラマンが出現し、これを倒すことでモードがクリアとなります。

怪獣墓場モード

このモードは、ビートルを操作して怪獣墓場を探索するもので、実質的には怪獣のデータベースとして機能します。

岩投げモード

レッドキングを動かし、岩をどれだけ遠くに投げられるか競うミニゲームです。

帰ってきたウルトラマンモード

ここでは帰ってきたウルトラマンを扱い、全4ステージにわたる戦闘が行われます。他のモードで使用できる怪獣も出現しますが、敗北後は最初からやり直しになります。

声の出演陣

本作には、原作の声が使われたキャラクターたちが登場します。声優には黒部進（ハヤタ隊員）、石井伊吉（アラシ隊員）、二瓶正也（イデ隊員）などが含まれています。ウルトラマン役は稲田徹が担当し、ナレーションなども宮林康が行っています。

ウルトラマンのファンにとって、ストーリーモードや各種モードが楽しめる本ゲームは、懐かしさと新しさが融合した一品と言えるでしょう。

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