豊田合成

豊田合成株式会社

豊田合成株式会社（とよだごうせい、Toyoda Gosei Co., Ltd.）は、愛知県清須市に本社を置く、日本の大手輸送機器・電気機器メーカーです。トヨタグループに属し、自動車部品を中心に、LED製品も手がけています。

概要

1949年、トヨタ自動車工業のゴム研究部門が独立し、名古屋ゴム株式会社として創業。その後、1973年に豊田合成株式会社へと社名を変更しました。トヨタグループの中核企業でありながら、トヨタ自動車以外の自動車メーカーにも製品を提供している点が特徴です。三井住友アセットマネジメントが販売するトヨタグループ株式ファンドの構成銘柄にもなっています。

主な事業は自動車部品の製造で、内装部品、外装部品、シーリング製品、機能部品、セーフティシステム製品など多岐にわたります。また、LED製品の生産も重要な柱の一つです。2015年度の連結売上高構成では、自動車部品事業が95.5％、非自動車部品事業（オプトエレクトロニクス製品）が4.5％となっています。

スポーツ振興にも力を入れており、バレーボールチーム「ウルフドッグス」、ハンドボールチーム「ブルーファルコン」、バスケットボールチーム「スコーピオンズ」、ヨット部を運営しています。

主要製品

豊田合成は、自動車の内外装部品、機能部品、セーフティシステム製品、LED製品などを幅広く手掛けています。

内外装部品事業部

内装部品：インストルメントパネルモジュール、コンソールボックス、レジスタ、カップホルダーなど
外装部品：ラジエータグリル、バックドアガーニッシュ、サイドプロテクションモールなど
用品：エアロパーツ、ナンバーフレームガーニッシュ、読書灯など

オートモーティブシーリング事業部

ウェザストリップ：ドアウェザストリップ、ガラスラン、ルーフサイドレールウェザストリップなど

機能部品事業部

燃料タンクモジュール構成部品：フューエルホース、フューエルキャップ、ロールオーババルブなど
パワートレイン系部品：ウォータホース、エアホース、リザーバタンク、エンジンカバーなど
シャシー・ドライブトレイン系部品：ブレーキホース、ラック＆ピニオンブーツ、等速ジョイントブーツなど

セーフティシステム事業部

ハンドル・エアバッグ：ハンドル、運転席エアバッグ、助手席エアバッグ、サイドエアバッグなど
用品：スポーツエアバッグハンドルなど

オプトエレクトロニクス事業部

LEDチップ、LEDランプ：名古屋大学との産学連携で青色LEDを開発。

特機製品

携帯電話筐体、空気清浄機（OEM）、電化製品用部品、建設機械・産業機械部品、住宅関連製品など

沿革

1949年：名古屋ゴム株式会社設立
1957年：春日工場竣工
1967年：稲沢工場竣工
1973年：豊田合成株式会社に社名変更
1976年：PM優秀事業場賞受賞
1979年：ブレーキホース認定試験場資格取得
1980年：本社を現在地に移転
1983年：名古屋証券取引所第1部に上場
1985年：デミング賞実施賞受賞
1995年：青色LEDの生産・販売を開始
1997年：緑色LEDの生産・販売を開始
1999年：東京証券取引所第1部に上場
2003年：国内事業所で埋立廃棄物ゼロを達成
2013年：豊田合成東日本（株）設立
2021年：芦森工業株式会社と資本業務提携契約を締結

拠点

国内

本社：愛知県清須市
技術開発拠点：北島技術センター（愛知県稲沢市）、美和技術センター（愛知県あま市）
生産拠点：春日工場、稲沢工場、森町工場、西溝口工場、尾西工場、平和町工場、北九州工場、岩手工場、神奈川工場、瀬戸工場、佐賀工場、福岡工場
営業所：東京、宇都宮、大阪、広島

海外

16カ国・地域に45拠点を展開。

アメリカ：10拠点
中国：10拠点
タイ：4拠点
カナダ、インド、メキシコ：各3拠点
台湾、インドネシア：各2拠点
イギリス、オーストラリア、ベトナム、チェコ、ベルギー、オーストリア、南アフリカ：各1拠点

関連会社

多数の国内外の関連会社があります。

その他

2013年、名古屋国税局の税務調査で約1億円の所得隠しを指摘されました。

脚注

豊田合成公式サイト

関連項目

トヨタグループ
豊田合成スコーピオンズ
ウルフドッグス名古屋
豊田合成ブルーファルコン
名古屋グランパスエイト
豊田合成記念体育館

外部リンク

* 豊田合成

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