エインズリー・メイトランド＝ナイルズ

エインズリー・コリー・メイトランド＝ナイルズ（Ainsley Cory Maitland-Niles, 1997年8月29日 - ）は、イングランド・ロンドン、レッドブリッジ区出身のサッカー選手で、オリンピック・リヨンに所属しています。主にMF、DFとして、複数のポジションをこなせるユーティリティ性を持っています。また、元イングランド代表としてもプレーしました。

クラブ経歴

6歳でアーセナルのアカデミーに入団し、着実に成長を重ねました。2014年10月にはプロ契約を締結。同年12月にはUEFAチャンピオンズリーグのガラタサライSK戦でトップチームデビューを果たし、17歳109日でのチャンピオンズリーグ出場は、クラブ史上2番目に若い記録となりました（1位はジャック・ウィルシャー）。同月には、ニューカッスル・ユナイテッドFC戦でプレミアリーグデビューも飾りました。

2015年7月、イプスウィッチ・タウンFCに1シーズンの期限付き移籍。2018年6月にはアーセナルとの契約を延長しました。

2018-19シーズンは、サイドバックの負傷者が続出した影響で、主に左サイドバックとして出場機会を得ました。2019-20シーズンは、エクトル・ベジェリンの負傷により、右サイドバックでプレーする機会が増加しました。

2020年8月29日、FAコミュニティ・シールドのリヴァプール戦で勝利し、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍を見せました。さらに、試合直後にはイングランド代表への初招集が発表され、誕生日という記念すべき日に嬉しい出来事が重なりました。しかし、2021年2月1日には、シーズン終了までの期限でウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCへローン移籍。

2021年8月30日、エヴァートンFCから買取オプション付きのローン移籍オファーが提示されましたが、アーセナルに拒否されたと報じられました。これに対し、自身のSNS上で移籍希望を公言し、物議を醸す騒動がありました。その後、ミケル・アルテタ監督との話し合いを経てアーセナルに残留。同年12月26日には、新型コロナウイルス検査で陽性反応を示したことが発表されました。

2022年1月8日、ASローマへシーズン終了までのローン移籍が発表され、背番号はアーセナル時代と同じ15番に決定。2022年9月1日には、移籍期間終了間際にサウサンプトンFCへローン移籍しました。報道によると、契約には買取オプションが付帯。2023年6月16日、6月30日をもって契約満了によりアーセナルを退団することが発表されました。

代表経歴

各年代のイングランド代表に選出され、UEFA U-19欧州選手権2016や2017 FIFA U-20ワールドカップなどに出場。2020年8月29日、FAコミュニティ・シールド勝利直後に、ハリー・マグワイアの代役としてイングランドA代表に初招集され、同年9月8日のUEFAネーションズリーグ・デンマーク戦で代表デビューを果たしました。

個人成績

クラブ
代表: 国際Aマッチ 5試合 0得点

タイトル

アーセナル
FAコミュニティ・シールド: 2017, 2020
FAカップ: 2019-2020
ASローマ
UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ: 2021-22
U-20イングランド代表
* FIFA U-20ワールドカップ: 2017

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