エキサイトスタジアム

エキサイトスタジアム

『エキサイトスタジアム』は、TBSラジオがプロ野球のレギュラーシーズン終了後、ナイター中継が休止となる秋から春にかけての期間に生放送でお送りしていたスポーツ情報バラエティ番組です。同局で長年親しまれていたプロ野球ナイター中継「TBSラジオ エキサイトベースボール」のオフシーズン版という位置づけで、プロ野球をはじめとした様々なスポーツの話題や、関係者とのトークを中心に構成されていました。

番組が放送されたのは2006年度のオフシーズンにあたる、2006年10月2日から2007年3月末までです。この時間帯と期間における前身番組としては、『初田啓介の激アツ!エキサイトベースボール!』（2005年10月～2006年3月放送）がありました。

放送時間は曜日によって異なっていました。

月曜日：18時00分から19時00分（この曜日は『上原浩治のエキサイトスタジアム』という冠タイトルでした）
火曜日～金曜日：17時50分から19時00分

本番組の最大の特色は、各曜日のメインパーソナリティを現役のプロ野球選手が日替わりで務めた点にあります。彼らが自身の経験や視点からスポーツについて語るのが番組の軸となっていました。基本的には、現役プロ野球選手1名と女性アナウンサー1名のコンビで番組は進行されました。

主要な出演者は以下の通りです。

月曜日：上原浩治（読売ジャイアンツ）、橋本清、岡村仁美
火曜日：宮本慎也（東京ヤクルトスワローズ）、新井麻希
水曜日：三浦大輔（横浜ベイスターズ）、白井京子
木曜日：清水直行（千葉ロッテマリーンズ）、新井麻希
* 金曜日：週替わりゲスト、岡村仁美（放送開始～10月27日）、小笠原亘（10月27日～）

金曜日のみ、レギュラーの選手パーソナリティを置かず、週替わりで様々なゲスト（主に野球関係者）を招いて放送されました。当初アシスタントを務めていた岡村仁美アナウンサーは、『みのもんたの朝ズバッ!』への出演で多忙となったため、途中から小笠原亘アナウンサーが担当することになりましたが、岡村アナウンサーも都合がつく際には出演することがありました。

金曜日のゲストとしては、監督経験のある野村克也氏や伊東勤氏、現役選手や元選手、野球解説者などが登場しました。具体的には、東北楽天ゴールデンイーグルス監督（当時）の野村克也氏、中日ドラゴンズの井端弘和選手（当時）、元阪神タイガースの片岡篤史氏、埼玉西武ライオンズ（当時）の炭谷銀仁朗選手、片岡易之選手、中村剛也選手らがゲストとして出演し、多岐にわたるトークが展開されました。また、番組には野球界以外のゲストが登場することもあり、特に2006年11月10日の放送回では、当時まだブレイク前夜だったテクノポップユニットのPerfumeがプロモーションのためにゲスト出演し、「チョコレイト・ディスコ」が紹介されたというエピソードは、後年しばしば語られる出来事となりました。

このように、『エキサイトスタジアム』は、プロ野球のオフシーズンにおけるファンにとって、現役選手の肉声や様々なスポーツ情報を楽しむことができる貴重な番組として機能しました。

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