小笠原亘

小笠原亘（おがさわら わたる）

小笠原亘（1973年3月1日生まれ）は、TBSテレビのアナウンサーであり、管理職としても知られています。彼は岩手県北上市出身で、地元の北上市立北上中学校と岩手県立黒沢尻北高等学校を卒業後、東洋大学社会学部で学びました。この背景が彼のキャリアの基盤となっています。

学生時代の影響

小笠原がアナウンサーを志望するようになったのは、地元のIBC岩手放送で流れるアナウンサーたちの影響です。特に、大塚富夫、水越かおる、神山浩樹といった名アナウンサーによる放送を聞いて育った中で、彼は「将来アナウンサーになりたい」という夢を抱くようになりました。また、大学1年生の際には東京ディズニーランドでのアルバイトを通じて、多くの芸人や俳優の卵たちと出会い、彼らの夢を聞く中でさらに自身の夢を確かなものにしていきました。

TBS入社とキャリアのスタート

1996年、小笠原はアナウンサーとしてTBSに入社しました。入社当初はスポーツ関連の仕事を多く担当し、特に野球や競馬、相撲、ゴルフなどの実況を行っています。また、2002年には結婚し、2010年には父親になることをラジオ番組で報告しました。

オリンピックに関する大きなイベントにも数多く関与しており、特に2010年のバンクーバーオリンピックでは、女子モーグルやスノーボードなどの実況を務めました。2012年のロンドンオリンピックでは、バスケットボールやボクシング、テコンドーの実況も担当し、特に後輩の村田諒太が金メダルを獲得した瞬間を伝えることは、彼にとって特別な経験となりました。

ゴルフの実況と感動の瞬間

小笠原はゴルフの分野でも活躍しており、2016年からはマスターズ・トーナメントの日本向け中継の実況を担当しています。2021年には松山英樹が初めてマスターズで日本人選手として優勝した瞬間を伝え、その際の彼の実況は非常に感動的で話題となりました。生放送中、彼は松山選手の偉業に感動し、涙を流しながら実況を行うという姿勢を見せ、多くの視聴者に感動を与えました。

趣味と家族

小笠原の趣味には、東京ディズニーランドでのジャングルクルーズの船長や釣り、スキー、ゴルフなどがあります。また、柔道の初段や書道の有段者という資格も持ち、特技を活かした様々な活動を行っています。彼は家族を大切にしており、父親として息子との時間を大切に過ごしています。面白いことに、テレビ出演時に自身の体型を気にし、服のコーディネートは妻が担当するという一面も見せています。

現在の活動

小笠原は現在、テレビやラジオを通じて幅広いジャンルの番組に参加しており、特にスポーツ中継ではその存在感を発揮しています。最近では、TBSの夕方ニュース番組やレギュラー番組にも出演しており、視聴者とのつながりを大切にした番組運営を心がけています。彼のプロフェッショナルな姿勢と人間味あふれるキャラクターは、多くの視聴者に愛されています。

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