エコーバレースキー場

エコーバレースキー場について

エコーバレースキー場は、長野県小県郡長和町にあるスキー場です。その名前は、スキー場が建設された「山彦谷」に由来しています。スイスのアンデルマットスキー場と姉妹提携を結んでいますが、各リフトやコースの距離が比較的短いため、ロングクルーズを好むスキーヤーには少し物足りないかもしれません。場所は車山高原スキー場とブランシュたかやまスキーリゾートの間に位置しており、白樺湖・エコーライン・ビーナスラインエリアの他のスキー場と同様に、晴天率が高い一方、降雪量が少ないため人工雪に頼ることが多いです。ただし、周囲を山に囲まれているため、風の影響を受けにくく、雪が解けにくいという特徴があります。

歴史

1981年12月、旧長門町が出資する第三セクター、長門町国設スキー場開発株式会社によって国設エコーバレースキー場として開業しました。当初は4基のシングルリフトのみでしたが、1984年までに6基のシングルリフトと3基のペアリフトへと規模を拡大しました。

2014年からは株式会社マックアースが運営を引き継ぎましたが、2015年には第7ペアリフトとちびっ子ゲレンデが廃止されました。2016年にはスノーパークが第7ペアリフトのあったエリアに移設されました。2017年には経営不振によりマックアースがスキー場の譲渡を検討しているという報道がありましたが、最終的にマックアースのシーズン券で滑走可能となり、2017-2018シーズンも営業されました。このシーズンでは、元アルペンスキーレーサーの平澤岳氏がプロデューサーに就任しました。

2018年6月には、マックアースがエコーバレースキー場を含む4つのスキー場を株式会社ブルーキャピタルマネジメントに譲渡。ブルーキャピタルマネジメントは、これら4つのスキー場を運営する新会社、株式会社Blue Resortを設立し、引き続き平澤岳氏が総合プロデューサーを務めました。

2020年、スキー場ウェブサイトには11月28日のオープン予定が記載されましたが、その後ウェブサイトの更新はなく、近隣のスキー場のウェブサイトで今シーズンの営業休止が発表されました。その後、長和町にスキー場側から営業するかどうか検討中との連絡があったと報道されましたが、最終的にはコロナ禍のため今季の営業を休止することになりました。その後、2021-2022シーズン、2022-2023シーズン、2023-2024シーズンも休業が続いています。

ゲレンデ構成

ゲレンデは主に上部ゲレンデと麓のゲレンデに分かれています。上部ゲレンデは、手のひらのようにコースが広がっていくのが特徴です。

ナイターエリア

アンデルマット第1: 640m、最大35度、平均20度
アンデルマット第2: 410m、最大25度、平均15度

連絡コース

ラビットパス: 初級、700m、最大10度、平均6度

上部ゲレンデ

ハイローゼン: 中級、790m、最大25度、平均13度
エコー第1: 中級、800m、最大26度、平均13度
エコー第2: 上級、820m、最大28度、平均13度
サンライズ: 中級、900m、最大35度、平均14度

林間コース

ラブリーバレー第1: 初級、1,100m、最大10度、平均8度
ラブリーバレー第2: 初級、420m、最大10度、平均8度（土日祝日はスローエリア）

その他

ちびっ子ゲレンデ: 50m、最大10度、平均5度（スノーエスカレーターあり）

リフト

クワッドリフト: 1基（エコー第6クワッド、821m）
トリプルリフト: 3基（エコー第2トリプル、463m、エコー第4トリプル、457m、エコー第5トリプル、562m）
ペアリフト: 3基（エコー第1、578m、エコー第3、458m、エコー第8、375m）
廃止されたペアリフト: エコー第7 (506m)

アクセス

中央自動車道諏訪ICからエコーラインを経由して約28km。
駐車場は2500台収容可能です。

外部リンク

* 公式ウェブサイト

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