エステウリー・ルイーズ

エステウリー・ルイーズ・レイエスのプロ野球キャリア

エステウリー・ルイーズ・レイエス（Esteury Ruiz Reyes）は、1999年2月15日にドミニカ共和国アスア州アスアで生まれたプロ野球選手で、現在はメジャーリーグボールベース（MLB）のオークランド・アスレチックスで外野手として活躍しています。彼は右投右打の選手であり、スピードを活かしたプレースタイルが特徴です。

プロ入りからの歩み

レイエスは2015年、アマチュア・フリーエージェントとしてカンザスシティ・ロイヤルズと契約しプロ入りしました。2016年には、傘下のドミニカン・サマーリーグ・ロイヤルズでデビューし、56試合に出場。打率.313、5本塁打、26打点、13盗塁という成績を残しました。この年から彼の潜在能力が光り始めました。

その後、2017年にはA級ロイヤルズでプレーし、ミッドシーズンにはサンディエゴ・パドレスへトレードされました。パドレスに移籍後、ルーキー級アリゾナリーグ・パドレスで素晴らしいパフォーマンスを示し、合計52試合で打率.350、4本塁打、39打点、26盗塁を記録しました。

パドレスからブルワーズへ

2018年シーズンはA級フォートウェイン・ティンキャップスで127試合に出場し、打率.253、11本塁打、53打点、49盗塁を記録します。また、2019年にはA+級レイクエルシノア・ストームに所属し、98試合で打率.239、6本塁打、36打点、34盗塁という成績を残しました。2020年には新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が中止となったため、公式戦には出場できませんでした。

2021年にはAA級サンアントニオ・ミッションズに所属し、84試合に出場して打率.249、10本塁打、42打点、36盗塁を記録しました。2022年の開幕をAA級サンアントニオで迎え、AAA級エルパソ・チワワズを経て、7月12日にメジャー昇格を果たしました。メジャーデビュー戦では中堅手として先発出場し、初安打と初打点を記録しました。

彼は2022年8月1日にミルウォーキー・ブルワーズにトレードされ、その後のシーズンでは通算114試合で85盗塁を記録するなど、俊足を示しました。

アスレチックスでの活躍

2022年12月12日、レイエスはブルワーズ、アトランタ・ブレーブスとの三角トレードの一環としてオークランド・アスレチックスに移籍しました。2023年にはシーズン開始時から活躍し、メジャーでの盗塁数では67を記録し、アメリカン・リーグ新人記録を樹立しました。また、132試合に出場し、打率.254、5本塁打、47打点を記録。特に盗塁においては、リーグの盗塁王に輝きました。

特徴と課題

レイエスの最大の武器はそのスピードで、マイナーリーグでの通算158盗塁に加え、メジャーでも67盗塁を記録しています。しかし、守備面では課題も多く、2023年においてはDRSやUZRなどの指標でリーグ平均を大きく下回る成績を残しています。特に中堅手としての守備能力には改善が求められています。

総括

エステウリー・ルイーズ・レイエスは、プロ野球選手としてのキャリアの中で、その俊足を活かしたプレースタイルで多くのファンを魅了してきました。今後の成長と課題克服に期待がかかる選手です。

もう一度検索