エゼキエル・ジャクソン

エゼキエル・ジャクソン (Ezekiel Jackson)

エゼキエル・ジャクソン、本名リクロン・ステファンス（Rycklon Ezekiel Stephens、1978年4月22日生まれ）は、アメリカのプロレスリング界で名を馳せた選手です。彼はニューヨーク州ハーレム出身で、アフリカ系アメリカ人という背景を持っています。ジャクソンは、大きな体格と力強いファイトスタイルで知られ、WWEやTNAといった主要なレスリング団体での活躍を通じて、多くのファンを魅了しました。

来歴

WWE時代

ジャクソンのプロレスキャリアは2007年3月にWWEと契約した際から始まりました。そこで、彼はFCW（Florida Championship Wrestling）という下部団体でのトレーニングを開始します。2008年7月18日には、WWEのSmackDown!にてブライアン・ケンドリックのボディーガードとしてエゼキエルというリングネームでデビューを果たしました。その後、10月には初めての試合となるスペル・クレイジー戦に出場し、ケンドリックをサポートしながら名を上げていきます。

ジャクソンは08年後半にケンドリックとタッグを組み、WWEタッグ王座を狙いましたが、王座を奪取することは叶いませんでした。09年4月にはECWにドラフト移籍し、そこでも注目を浴びる存在となります。特に、クリスチャンとのECW王座戦では、最終回に勝利しECWの最後の王者となったことは特に記憶されています。

しかし、怪我による長期欠場を経た後でもジャクソンは復帰し、ネクサスとの抗争やレイ・ミステリオとの試合でも目立った活躍を見せました。特に2011年には、SmackDownに移籍し、ビッグ・ショーやケインと共にヒールターンを果たし、コアの一員として活躍を続けました。

TNAとインディー団体

2014年にWWEを退団後、ジャクソンはTNAと契約し、新たなキャリアの道を歩み始めます。こちらでもジャクソンはリクロンというリングネームでディクシー・カーターのチームでの戦いに参戦し、観客から熱狂的な支持を受けました。8月にはチームディクシーの一員としてデビューし、ディクシーとの親密な関係を築いていきました。

その後、ジャクソンはメキシコのAAA団体やLucha Undergroundにも参戦し、ビッグ・リックという名前でも活動を行いました。これにより、彼の選手としての幅が広がり、新たなファン層を獲得しました。

得意技とスタイル

エゼキエル・ジャクソンのリングでのパフォーマンスは彼の強力な体格に基づいており、得意技には「ブック・オブ・エゼキエル」と呼ばれる片腕のロック・ボトムや「トーチャーラック」などがあります。また、ビッグショーに見られるような強力なラリアットやボディスラムも彼の得意技の一部です。

獲得タイトル

ジャクソンは、ECW王座とインターコンチネンタル王座をそれぞれ1度ずつ獲得しており、その活躍は多くのファンに記憶されています。

終わりに

エゼキエル・ジャクソンは、そのユニークなリングネームと圧倒的なパワーでプロレス界に多大な影響を与えました。彼のキャリアは、ただのプロレスラーとしてだけでなく、多くのファンにインスピレーションを与え続けています。

もう一度検索