エッジ・オブ・フォエヴァー

『エッジ・オブ・フォエヴァー』（Edge of Forever）は、アメリカのロックバンド、レーナード・スキナードが1999年にリリースした10枚目のスタジオ・アルバムです。再結成後としては5作目にあたります。

背景

本作のレコーディングでは、ケニー・アロノフがドラムスを担当し、後に正式ドラマーとなるマイケル・カーテロンがパーカッションを演奏しました。タイトル曲と「スルー・イット・オール」は、元サバイバーのジム・ピートリックがソングライティングに貢献しています。ピートリック、ジョニー・ヴァン・ザント、ロバート・ホワイト・ジョンソンが共作した「Can't Say It Loud Enough」は、後にピートリックのリーダー・バンド「ワールド・ステージ」の楽曲として発表されました。

反響と評価

アメリカでは、Billboard 200で最高96位と、商業的な成功は限定的でした。しかし、シングル「ワーキン」はメインストリーム・ロック・チャートで13位、「プリ―チャー・マン」は26位を記録しました。フィンランドでは、アルバム・チャートで5週連続トップ40入りし、最高19位に達しました。

オールミュージックのマイケル・B・スミスは、5点満点中2.5点をつけ、「メドロックとトマソンは、個性的なギター・サウンドを聴かせてくれる」と評価しています。また、「レーナード・スキナードは1977年の飛行機事故で終わったと感じる人もいるだろうが、『エッジ・オブ・フォエヴァー』は、彼らの業績が1999年になっても健在であることを証明している」と評しました。

収録曲

特筆がない限り、ジョニー・ヴァン・ザント、ゲイリー・ロッシントン、リッキー・メドロック、ヒューイ・トマソンの共作です。

1. ワーキン - "Workin'" - 4:53
2. 満月の夜に - "Full Moon Night" - 3:45
3. プリ―チャー・マン - "Preacher Man" - 4:34
4. ミーン・ストリーツ - "Mean Streets" - 4:50
5. 明日の別れ - "Tomorrow's Goodbye" (Johnny Van Zant, Gary Rossington, Rickey Medlocke, Hughie Thomasson, Gary Burr) - 5:07
6. エッジ・オブ・フォエヴァー - "Edge of Forever" (J. Van Zant, R, Medlocke, Jim Peterik) - 4:24
7. ゴーン・フィッシン - "Gone Fishin'" - 4:23
8. スルー・イット・オール - "Through It All" (J. Van Zant, Robert White Johnson, J. Peterik) - 5:29
9. マネー・バック・ギャランティー - "Money Back Guarantee" - 4:02
10. ゲット・イット・ホワイル・ザ・ゲッティング・グッド - "G.W.T.G.G." - 4:04
11. ラフ・アラウンド・ジ・エッジズ - "Rough Around the Edges" - 5:06
12. FLA - "FLA" - 3:55

参加ミュージシャン

ジョニー・ヴァン・ザント - ボーカル
ゲイリー・ロッシントン - ギター
リッキー・メドロック - ギター、バックグラウンド・ボーカル
ヒューイ・トマソン - ギター、バックグラウンド・ボーカル
ビリー・パウエル - キーボード
レオン・ウィルクソン - ベース
ケニー・アロノフ - ドラムス

アディショナル・ミュージシャン

マイケル・カーテロン - パーカッション
ビル・クオモ - キーボード
デイル・クランツ・ロッシントン、キャロル・チェイス、クリス・エディ - バックグラウンド・ボーカル

外部リンク

* エッジ・オブ・フォエヴァー - Discogs (発売一覧)

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