エディ・マシューズ

エドウィン・リー・マシューズについて

エドウィン・リー・マシューズ（Edwin Lee Mathews, 1931年10月13日 - 2001年2月18日）は、アメリカ・テキサス州テクサーカナで生まれた元プロ野球選手です。彼は主に三塁手として活躍し、通算512本塁打という偉大な数字を記録しました。この記録は、後に著名な選手マイク・シュミットによって更新されるまで、三塁手としての最多本塁打数とされていました。

現役時代の経歴

マシューズは1949年にボストン・ブレーブスと契約し、球団との関係をスタートさせます。彼は複数の球団からオファーを受けましたが、マイナーリーグで経験を積むためにブレーブスへの入団を選択しました。1952年にメジャー昇格を果たし、早速25本塁打を記録。その後、1953年には47本塁打を放ち、ナショナルリーグの本塁打王に輝きました。1954年から1955年にかけて、40本塁打、41本塁打を記録し、この時期には3年連続で40本以上のホームランを打った選手となります。

彼は1957年には初めてワールドシリーズに出場し、第4戦ではサヨナラ本塁打を放ち、チームを優勝へと導きました。1959年には再び47本塁打を記録し、2度目の本塁打王を獲得しました。しかし、1962年に肩を痛めて以降、成績は徐々に下降していき、1967年にヒューストン・アストロズに移籍。その後、デトロイト・タイガースに移り、1968年までプレーを続けましたが、衰えは隠せず、この年限りで現役を引退しました。

引退後の活動

引退後の1969年、ブレーブスはマシューズの背番号41を永久欠番として認定しました。1970年にはブレーブスのコーチに就任し、1972年からは監督を務めました。その任期中に、彼は1974年に後輩のハンク・アーロンが715本塁打を達成する姿を目撃し、感動の瞬間を共有しました。以降もオークランド・アスレチックス傘下のファームチームでコーチを続けました。

1978年、マシューズはアメリカ野球殿堂入りを果たし、彼の功績が認められました。しかし、2001年には肺炎の合併症によりカリフォルニア州ラホヤで69歳の若さで亡くなりました。彼の残した記録と影響は、現在も野球界において語り継がれています。

主な成績

• - 本塁打王: 2回（1953年、1959年）
• - MLBオールスターゲーム選出: 9回（1953年、1955年 - 1962年）
• - 背番号: 41（1952年 - 1966年）、11（1967年）、7（1967年途中 - 1968年）

マシューズのキャリアは、彼自身の素晴らしい打撃成績だけでなく、彼と共にプレーした選手たちとの記録にも刻まれています。彼は名実ともに野球界の伝説として、その名を刻んだ選手です。

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