エド・バンガー・レコード

エド・バンガー・レコード (Ed Banger Records)

エド・バンガー・レコード（Ed Banger Records、通称Ed Rec）は、2003年にペドロ・ウィンターによって設立されたフランスの電子音楽レーベルです。ヘッドバンガーズ・エンターテインメント (Headbangers Entertainment)の一部門として誕生しました。

特徴

このレーベルは、フレンチ・ハウスを主軸に、オルタナティヴ・ダンス、エレクトロ、ヒップホップ、ニュー・ディスコ、シンセポップなど、幅広い音楽ジャンルを扱っています。所属アーティストには、ジャスティス、セバスチャン、ブレイクボット、カシウス、DJメディ、ミスター・オワゾといったフランスの才能が集結しています。ペドロ・ウィンター自身もビジー・P名義で活動しています。また、リリースされるビデオやアルバムのアートワークは、ソー・ミーが担当することが多く、統一感のある世界観を構築しています。

歴史

2007年初頭、エド・バンガー・レコードは大きな転換期を迎えます。所属アーティストたちがメインストリームで成功を収め、レーベルの名声は飛躍的に向上しました。特に、ジャスティスがシミアンの「Never Be Alone」をリワークした楽曲は、世界中のクラブで大ヒットし、全英チャートで20位にランクイン。ミュージック・ビデオは、2006年のMTVヨーロッパ・ミュージック・アワードで最優秀ビデオ賞を受賞しました。また、アフィもシングル「Pop the Glock」が国際的にラジオでオンエアされ、注目を集めました。

2018年には、レーベル設立15周年を記念して、ペドロ・ウィンターが特別なコンサートを企画しました。グラン・レックスで開催されたこのコンサートでは、トーマス・ルーセル指揮のもと、ラムルー管弦楽団がレーベルの代表的な楽曲を新旧織り交ぜて演奏し、多くのファンを魅了しました。

コラボレーション

エド・バンガー・レコードは、音楽活動以外にも様々な企業とのコラボレーションを行っています。化粧品ブランドのウスル・エアラインズとは、暗闇で光るマニキュアを共同開発し、ビジー・Pによる特別なミニ・ミックスとともに販売しました。

また、レーベルの10周年とガール・ディストリビューション・カンパニーの20周年を記念して、スケートボード・デッキを共同制作しました。ガール・ディストリビューション・カンパニーのスケートボード・チームのライダーであるショーン・マルトのリミックス・ビデオ・パートに加え、エド・バンガーのアーティストからインスピレーションを受けたスケートボード・デッキが発表されました。デッキのアートワークは、ミスター・オワゾ、ブレイクボット、ジャスティス、セバスチャン、ビジー・Pが担当し、マルトのパートの音楽はジャスティスとミスター・オワゾが担当しました。

主な所属アーティスト

ジャスティス (Justice)
セバスチャン (SebastiAn)
ブレイクボット (Breakbot)
ミスター・オワゾ (Mr. Oizo)
ビジー・P (Busy P)
DJメディ (DJ Mehdi)
カシウス (Cassius)

コラボレーションユニット

Carte Blanche (DJメディ + リトン)
Ed Banger House Party (ビジー・P + パラ・ワン + ボストン・バン)
Handbraekes (ミスター・オワゾ + ボーイズ・ノイズ)

エド・バンガー・レコードは、常に新しい音楽とアートの可能性を追求し、シーンを牽引し続けています。

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