エヌ・ティ・ティ・ドコモ北陸

NTTドコモ北陸について

株式会社NTTドコモ北陸（NTT DoCoMo Hokuriku, Inc.）は、かつて北陸3県（石川県、富山県、福井県）を業務区域としていた日本の電気通信事業者です。一般には「NTTドコモ北陸」として知られていました。株式会社NTTドコモの完全子会社として設立され、地域に根ざした事業展開を行っていました。

事業概要

NTTドコモ北陸は、携帯電話サービスを中心に、PHSサービスやポケットベルサービスを提供していました。旧ドコモ地域会社の中では、業務区域の人口規模と面積が最も小さかったものの、北陸地域における携帯電話市場で高いシェアを誇っていました。

沿革

1993年7月1日：会社設立。当時の社名は「エヌ・ティ・ティ北陸移動通信網株式会社」でした。
2000年4月：社名を現在の「株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ北陸」に変更しました。
2000年5月：ISO14001認証を取得し、環境マネジメントシステムを導入しました。
2004年6月：ポケットベルの新規加入受付を停止しました。
2005年5月：PHSの新規加入受付を停止しました。
2007年3月31日：ポケットベル事業から撤退しました。
2008年1月7日：PHS事業から撤退しました。
2008年7月1日：親会社の株式会社NTTドコモに吸収合併され、解散しました。これにより、NTTドコモ北陸の本社はNTTドコモの北陸支社となりました。

契約数と市場シェア（2007年7月末時点）

携帯電話・PHS契約数合計：1,163,300契約
携帯電話契約数：1,154,200契約（北陸シェア 52.4%）
FOMA契約数：848,200契約
mova契約数：306,000契約
同時期の他社シェア：au（27.6%）、ソフトバンクモバイル（20.0%）
PHS契約数：9,100契約（シェア 15.1%）
同時期のウィルコムのシェア：84.9%

イメージキャラクター

NTTドコモ北陸は、石川県能美市出身のプロ野球選手、松井秀喜氏をイメージキャラクターとして独自に起用していました。地域に密着した広告戦略を展開し、親しみやすいブランドイメージの構築に貢献しました。

その他の情報

合併に伴い、NTTドコモ北陸の公式ホームページは削除され、現在はNTTドコモの公式サイトへの誘導案内のみとなっています。

関連情報

NTTドコモ：親会社
* 松井秀喜：イメージキャラクター

NTTドコモ北陸は、北陸地域における携帯電話事業の発展に大きく貢献しましたが、2008年にNTTドコモに吸収合併され、その役割を終えました。

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