エフエム三木

エフエム三木（エフエムみっきぃ）

エフエム三木は、兵庫県三木市とその周辺地域を放送エリアとするコミュニティFMラジオ局です。愛称は「エフエムみっきぃ」として親しまれています。

概要

株式会社エフエム三木が運営しており、三木商工会議所や三木市などが出資する第三セクター方式を採用しています。放送エリア内の人口は約36万人です。地域に根ざした情報発信を重視し、兵庫地域ラジオネットワーク連絡会（ラジネットひょうご）にも加盟しています。

開局のきっかけは、1993年4月に三木商工会議所青年部がコミュニティ放送について調査を開始したことでした。1996年5月には、三木商工会議所と三木市などが中心となり、株式会社エフエム三木が設立されました。同年11月に郵政省（現在の総務省）から放送局の免許を取得し、1996年12月1日に全国で50番目のコミュニティ放送局として開局しました。

地域活性化を原動力としており、地域リーダーと住民ボランティアが協力して地域密着型の番組を制作しています。三木市内のニュースや天気予報、交通情報など、地域住民にとって身近な情報を発信している点が特徴です。三木市役所のホールにオープンスタジオを構え、市民の活動や行政広報、地域情報を迅速に放送できる体制を整えています。また、三木市内で開催されるイベントの生中継も積極的に行っています。

2009年4月6日にはSimulRadioに参加しましたが、後に配信を終了しました。2019年1月1日からはJCBAインターネットサイマルラジオを通じてインターネット配信を行っています。

沿革

1996年（平成8年）
10月21日：三木市役所みっきいホールにスタジオが完成。
11月2日：サービス放送を開始。
12月1日：開局記念式典を生放送。
12月2日：レギュラー番組の放送を開始。
1997年（平成9年）
4月1日：番組改編を実施。
10月1日：24時間放送を開始。
2000年（平成12年）3月10日：市内南東部（緑が丘、自由が丘地区）の受信状況改善のため、送信出力を20Wに増力。
2008年（平成20年）11月1日：吉川町に吉川中継局を開局。
2009年（平成21年）4月6日：SimulRadioに参加。
2010年（平成22年）7月：ワンマン放送を開始。
2011年（平成23年）3月：J-ALERT（全国瞬時警報システム）を導入。
2019年（平成31年）1月1日：インターネット配信をJCBAインターネットサイマルラジオに変更。

主な番組

朝、昼、夜の時間帯に2時間から4時間の生放送番組を編成し、主力番組としています。

『みきらぢ ハチヒル』
『みきらぢ サンナナ』
『ホリデーみっきい』（土曜・日曜・祝日）

祝日には、通常編成の生ワイド番組を休止し、『ホリデーみっきい』を放送します。

市政広報番組『三木市の窓』では、三木市からの告知を随時放送しています。また、市長が出演するコーナー「市長さんこんにちは」や、市職員が出演する「聴いとこ!知っとこ!情報」などのコーナーもあります。

近年では、5月5日に近隣のコミュニティFM局であるBAN-BANラジオ（加古川市）との共同企画で「大人の子どもの日スペシャル」を放送しています。

その他にも、ボランティアスタッフが制作する番組が多数あります。自社制作番組以外の時間帯には、ミュージックバードの番組などを放送しています。

自主制作番組の例

みきらぢ ハチヒル（生放送、ただし祝日は放送休止） 月 - 金 8:00 - 10:00
三木市の窓 月 - 金 9:30 - 10:00
みきらぢ サンナナ（生放送、ただし祝日は放送休止） 月 - 金 15:00 - 19:00
ホリデーみっきぃ（生放送） 土 - 日 10:00 - 12:00

(その他多数の番組あり。詳細は省略)

その他の番組

谷五郎はりまーるラジオ - BAN-BANラジオと共同制作
ラジネットひょうご 他局共同制作番組
スターダスト・レビューの星になるまで（調布FM）
ケニー大倉のポップンロールコレクション（調布FM）

(その他多数の番組あり。詳細は省略)

スタッフ

代表取締役社長：竹内良一
総務部：居戸洋忠
局長：大森繁伸
運営補佐：西岡志保
総務・営業：吉川いずみ
* 制作：戸田千春

エフエム三木は、地域に根ざした情報発信と、地域住民との連携を大切にするコミュニティ放送局として、三木市の活性化に貢献しています。

もう一度検索