エフエム小国

エフエム小国の概要

株式会社エフエム小国（エフエムおぐに）は、熊本県阿蘇郡小国町周辺を放送区域とするFM放送の特定地上基幹放送局です。略称「Green Pocket」として親しまれているこの放送局は、町のコミュニティとの連携を大切にし、地域に特化した情報やエンターテインメントを提供しています。

この放送局は、1998年に開局され、熊本県内では4番目、全国では104番目のコミュニティ放送局として位置づけられています。特筆すべきは、小国町のように人口が1万人未満の地方自治体での開局が全国初であることです。そのため、エフエム小国は「日本一小さなラジオ局」と自称しています。

そして、この地域の放送局が設立された背景には、コミュニティ放送の重要性が増していることがあります。地元のニュースやイベント情報を発信することで、地域住民との結びつきを強化し、参加意識を高める役割を果たしています。

沿革

エフエム小国は1997年11月に設立され、1998年に放送免許を取得。開局は同年の7月6日で、以来地域密着型の運営を進めてきました。また、放送開始からしばらくの間は、J-WAVEからの配信を受けていたが、その後は福岡県のcross fmの番組も放送していました。しかし、2018年3月にはcross fmからの配信を終了し、4月からはMUSIC BIRD COMMUNITYによる24時間放送を開始しました。これにより、より自主的な編成が可能となり、地域住民のニーズに応えやすくなりました。

主な番組

エフエム小国では多彩な番組が放送されています。代表的な番組には、毎朝の「ピンポンパンポン」（毎日7:25-7:30, 18:25-18:30）、昼の「グリーンサラダ」（火〜金曜12:00-14:00）、週末の「歌謡・演歌の小箱スペシャル」（土・日曜20:00-22:00）があります。また、日曜日には「サンデーゆうステーション」（10:00-14:00）や、全国放送の「なうい洋一のコミカル症候群」（14:00-15:00）も放送しています。

これらの番組は、地域の文化や音楽に根ざした内容が多く、地元のリスナーにとって親しみやすいものとなっています。それぞれの番組では地域のイベント情報やリスナーとの交流も積極的に行い、地域の一体感を醸成する役割も担っています。

エフエム小国は、町の顔とも言える存在であり、地元の人々にとって貴重な情報源となっています。地域コミュニティに寄り添い、リスナーと共に成長していく姿勢は、多くの人々に支持され続けています。これからもエフエム小国は、地元密着型の放送を通じて町の魅力を発信し続けることでしょう。

もう一度検索