エポカドーロ

エポカドーロの成り立ちと競走馬としての道

エポカドーロ（欧字名: Epoca d'Oro）は、2015年2月15日に誕生した日本の競走馬および種牡馬です。彼は2018年の皐月賞（GI）で栄冠を手にし、その名を広めました。ここでは、エポカドーロの誕生から競走馬としてのキャリア、そして種牡馬としての未来について詳しく紹介します。

田上牧場と彼の誕生

エポカドーロの誕生は、田上牧場の長い歴史と密接に関わっています。田上牧場は1948年に設立され、小規模ながらも優れた競走馬を生産してきました。特に成功したのはダイワパッションという繁殖牝馬で、彼女からエポカドーロが誕生しました。エポカドーロは父オルフェーヴル、母ダイワパッションという優れた血統を引き継ぎ、早くからその素質が期待されていました。

幼駒時代とセレクトセール

エポカドーロは、幼駒時代には大人しい性格で、目立った存在ではありませんでした。しかし、2015年7月のセレクトセールで3400万円という高額で落札されることで、その運命は大きく変わります。このセールでは、彼の名「エポカドーロ」はイタリア語で「黄金の時代」を意味しており、その由来もまた特別なものでした。

競走馬としての始動

エポカドーロは、栗東トレーニングセンターの藤原英昭厩舎に預けられ、2017年にデビューを果たします。デビュー戦では惜しくも3着に終わりましたが、その後の成長は目覚ましく、2018年には未勝利戦やあすなろ賞を勝ち上がります。

皐月賞での栄光

2018年、エポカドーロは皐月賞に出走します。注目のレースでは、他の強豪が揃う中で評価は低かったものの、スタートから冷静にレースを進め、大逃げ馬を外から捉え見事に勝利を果たしました。これは彼にとって重賞初勝利であり、父オルフェーヴルにとっても初のクラシック制覇となりました。エポカドーロは、三石産の馬としても28年ぶりの栄冠となり、その名は歴史に刻まれました。

日本ダービーとその後

続く東京優駿（日本ダービー）では、惜しくも2着に終わりましたが、その後も多くのレースで活躍を見せ、競走馬としての地位を確立しました。しかし歳月が経つにつれて、怪我や体調不良に悩まされることとなり、最終的には2020年に競走馬を引退することが決まりました。

新たなスタートとしての種牡馬生活

退役後、エポカドーロは北海道新ひだか町のアロースタッドで種牡馬としての新たなキャリアをスタートさせます。彼の実績と血統から多くの期待を寄せられており、今後の活躍が注目されます。

まとめ

エポカドーロは、田上牧場の誇りであり、競馬ファンにとって特別な存在です。今後も、彼が多くの素晴らしい産駒を残すことに期待が寄せられています。競馬の世界で培った経験とスタミナを生かし、新たなスタートを切る彼に注目しましょう。

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