エリク・トルストベット

エリク・トルストベット：ノルウェーが誇る伝説のGK

エリク・トルストベット（Erik Thorstvedt）は、1962年10月28日生まれ、ノルウェー、スタヴァンゲル出身の元サッカー選手です。長身と優れた反射神経を武器に、GKとして国内外で活躍しました。ノルウェー代表としても長きにわたり活躍し、同国サッカー界に大きな足跡を残しました。

クラブキャリア

地元クラブでのプレーを経て、1980年にバイキングFKに加入。その後、EIKトンスベルグでのプレーを経て、再びバイキングFKに戻り、その活躍が国外クラブの目に留まりました。

1985年、ドイツ・ブンデスリーガのボルシアMGに移籍。しかし、レギュラーポジションを確保するには至らず、1987年にスウェーデンのIFKヨーテボリへ移籍。ここでは正GKとして活躍し、チームのリーグ2位に貢献しました。

1988年、イングランドのトッテナム・ホットスパーFCへ移籍。当初は苦戦したものの、徐々にチームにフィットし、正GKの座を掴みました。1991年にはFAカップ優勝を経験するなど、トッテナムで確固たる地位を築きました。1996年に背中の怪我のため、34歳で現役を引退しました。

代表キャリア

1982年から1996年にかけて、ノルウェー代表として97試合に出場。これはノルウェー代表歴代キャップ数で4位の記録です。1984年のロサンゼルスオリンピック、1994年のワールドカップに出場。特に1994年ワールドカップでは、グループリーグで全3試合に出場し、強豪ひしめくグループで最少失点を記録。その安定したプレーでチームを支えました。

引退後

引退後は、TV 2 Sportenでコメンテーターとして活動する傍ら、リアリティ番組でサッカー経験のない素人チームのコーチを務めるなど、多岐にわたる活動を行っています。

人物

私生活では、2度の結婚を経験し、4人の子供をもうけています。娘のシャーロット・トルストベットはモデルとして活躍。息子のクリスティアン・トルストベットは現役のノルウェー代表選手としてプレーしています。

タイトル

クラブ

IFKヨーテボリ
アルスヴェンスカン：1987

トッテナム・ホットスパーFC
FAカップ：1991

個人

クニクセン賞年間最優秀選手部門：1990
クニクセン賞名誉賞部門：1996

エリク・トルストベットは、その長身と優れた反射神経で、ノルウェーサッカー界を代表するGKとして名を馳せました。クラブと代表での輝かしい実績に加え、引退後の活動や家族の活躍も注目を集めています。まさに、ノルウェーサッカー史に名を刻むレジェンドと言えるでしょう。

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