クリスティアン・トルストベット

クリスティアン・トルストベット（Kristian Thorstvedt, 1999年3月13日 - ）は、ノルウェー・ローガラン県スタヴァンゲル出身のサッカー選手。
現在はセリエAのUSサッスオーロ・カルチョに所属し、MFとして活躍しています。日本のメディアでは『クリスチャン・トルストベット』と紹介されることが多いです。

クラブ経歴

2018年2月、トルストベットはバイキングFKとプロ契約を結びました。プロ1年目の2018年シーズン、アデコリーガエン（2部リーグ）で24試合に出場し、9ゴールを挙げる活躍を見せ、チームの2部リーグ優勝に大きく貢献しました。2019年シーズン、エリテセリエン（1部リーグ）に昇格すると、その才能はさらに開花し、26試合に出場して初の二桁となる10ゴールを記録しました。

2020年1月3日、ベルギーのKRCヘンクと2023年までの契約を締結。1月20日のSVズルテ・ワレヘム戦で移籍後初ゴールを記録し、加入後すぐに先発に定着しました。

2022年7月12日、イタリア・セリエAのUSサッスオーロ・カルチョへ完全移籍。5年契約を結び、新たな挑戦を始めています。

ノルウェー代表

トルストベットは、2019年にポーランドで開催された2019 FIFA U-20ワールドカップにU-20ノルウェー代表として出場しました。2020年10月にはフル代表に初招集され、同年11月18日のUEFAネーションズリーグ、対オーストリア戦で代表デビューを果たしました。

人物

現役時代にトッテナム・ホットスパーFCなどで活躍した元ノルウェー代表GKのエリク・トルストベットは、クリスティアン・トルストベットの父です。

2020年11月8日のシント＝トロイデンVV戦の試合終盤、2-1でリードしていたKRCヘンクのトルストベットは、左コーナー付近でボールキープをしていました。そこに李昇祐がボールを奪いに来ましたが、トルストベットは粘り強くボールキープを続け、そのまま試合終了。KRCヘンクが2-1で勝利しました。しかし、試合展開に苛立っていた李昇祐は、試合終了と同時にトルストベットに頭突きを見舞い、両軍入り乱れての乱闘騒ぎとなりました。試合終了後の出来事だったため、両軍選手にイエローカードは提示されませんでしたが、トルストベットは試合後、自身のSNSやインスタグラムに李昇祐が自身に頭突きを見舞ったシーンの画像を投稿。この一連の行為が、韓国国内で物議を醸すこととなりました。

クリスティアン・トルストベットは、その才能と血筋を受け継ぎ、今後の活躍が期待される注目のサッカー選手です。

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