エリック・ダンピアー

エリック・ダンピアー（Erick Trevez Dampier, 1975年7月14日 - ）は、アメリカ合衆国ミシシッピ州ジャクソン出身の元プロバスケットボール選手です。211cmの身長と120kgを超える体重で、主にセンターとして活躍しました。

学生時代

ミシシッピ州立大学では、チームをNCAAのファイナル・フォーに導くなど、中心選手として活躍しました。その実績を引っ提げ、アーリーエントリーでNBA入りを目指します。

NBAでのキャリア

1996年のNBAドラフトで、インディアナ・ペイサーズから全体10位で指名されNBA入りを果たしました。ルーキーシーズンは主にベンチからの出場でしたが、72試合に出場し、平均5.1得点、4.1リバウンドを記録しました。

シーズン終了後、クリス・マリンとのトレードでドウェイン・ファーレルと共にゴールデンステート・ウォリアーズへ移籍し、以後7シーズンに渡って主力として活躍しました。特に03-04シーズンは、平均得点と平均リバウンドでダブル・ダブルを記録するなど、キャリアハイの成績を残しました。契約最終年ということもあり、その市場価値は高まり、移籍が有力視される中で、サイン・アンド・トレードでダラス・マーベリックスへ移籍しました。

マーベリックスでの1年目は、故障の影響もあり59試合の出場に留まりましたが、チームはプレイオフに進出し、自身初のプレイオフ出場を果たしました。2年目の05-06シーズンは、シーズン途中に先発の座を奪われるも、全82試合に出場し、チームはNBAファイナルに進出。優勝は逃したものの、コンスタントな活躍を見せました。

2010年6月、シャーロット・ボブキャッツに放出された後、解雇。その後、マイアミ・ヒートと契約し、レギュラーシーズン55試合に出場しました。ヒートはこの年ファイナルに進出しましたが、古巣のマーベリックスに敗れました。

2012年には、アトランタ・ホークスと複数回の短期契約を結び、シーズン終了後に現役を引退しました。

プレイスタイル

ダンピアーは、屈強な体格を生かしたディフェンスとリバウンドが評価される選手でした。特に、シャキール・オニールのような大型センターに対しても、フィジカルなコンタクトで対抗できる数少ない選手でした。オフェンス面では、ゴール下でのプレイに限定され、得点よりもオフェンスリバウンドやスクリーンを主な役割としていました。ダブル・ダブルを記録したシーズンは少ないものの、数字に表れない貢献度が高い選手でした。

NBAスタッツ

（レギュラーシーズン、プレーオフのスタッツは省略）

長年のキャリアを通して、ダンピアーはNBAで確かな足跡を残しました。

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