エリン・モリアーティ

エリン・モリアーティ：輝きを増すアメリカの若手女優

エリン・モリアーティ（Erin Moriarty）は、1994年6月24日生まれのアメリカ合衆国の女優です。彼女は、同名のコミックシリーズを原作としたAmazonプライム・ビデオの話題作『ザ・ボーイズ』（2019年 - 現在）で、アニー・ジャニュアリー、通称スターライト役を演じ、世界的な知名度を獲得しました。

多彩なキャリア

『ザ・ボーイズ』でブレイクする以前にも、モリアーティは数々の注目作に出演しています。Netflixの『ジェシカ・ジョーンズ』（2015年）では、困難な状況に置かれた大学生のホープ役を演じ、その演技力が高く評価されました。また、HBOの『TRUE DETECTIVE』（2014年）では、ウディ・ハレルソン演じるキャラクターの抱える問題を象徴する娘役として、強い印象を残しました。さらに、ABCの『Red Widow』（2013年）では、主人公の娘役を演じるなど、テレビドラマ界で着実にキャリアを重ねてきました。

テレビドラマ以外にも、モリアーティは映画界でも活躍しています。高く評価されたインディペンデント映画『キングス・オブ・サマー』や、心温まるロードムービー『はじまりへの旅』などに出演し、その演技の幅広さを示しました。

演技への情熱

ニューヨークで生まれ育ったモリアーティは、11歳から演技を始めました。2005年には、コミュニティシアターの舞台『アニー』で主役のアニーを演じ、その才能を開花させました。高校卒業後、彼女は演技の道を追求するために大学進学を延期するという決断をしています。この決断からも、彼女の演技に対する強い情熱がうかがえます。

プロとしての歩み

プロの役者としての最初の仕事は、テレビシリーズ『ワン・ライフ・トゥ・リヴ』や『LAW & ORDER：性犯罪特捜班』でのティーンエイジャー役でした。2012年には、コメディ映画『エイリアン バスターズ』でヴィンス・ヴォーンの娘役を演じ、初めて重要な役どころを経験しました。2013年には、インディーズコメディ映画『キングス・オブ・サマー』で、ニック・ロビンソン演じるキャラクターの憧れの女性ケリー役を演じ、その存在感を示しました。

その後も、SF映画『アフター・ザ・ダーク』（2013年）での脇役や、『TRUE DETECTIVE』での難しい役どころなど、様々な作品に出演し、経験を積んでいきました。2014年には、IndieWireによって20歳未満で最高の俳優の一人に選ばれるなど、その才能は高く評価されています。

さらなる飛躍

2016年には、メル・ギブソン主演の映画『ブラッド・ファーザー』に出演し、ギブソンの娘役を演じました。この作品での彼女の演技は、多くの批評家から賞賛されました。また、同年には、ホラー映画『Within』や、全米映画俳優組合賞キャスト賞にノミネートされた『はじまりへの旅』にも出演し、その活躍の幅を広げました。

2018年には、映画『ザ・ミラクル・シーズン』や『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』に出演。さらに、自動車業界のカリスマ、ジョン・デロリアンを題材にした映画『ジョン・デロリアン』にも出演し、話題を集めました。

そして、2019年。モリアーティは、Amazonプライム・ビデオのオリジナルドラマシリーズ『ザ・ボーイズ』で、アニー・ジャニュアリー/スターライト役という重要な役を獲得し、一躍スターダムにのし上がりました。この作品は、彼女の代表作として、今後も長く語り継がれることでしょう。

エリン・モリアーティは、その若さにもかかわらず、既に多様な作品で印象的な演技を披露し、着実にキャリアを築いています。今後の活躍がますます期待される、注目の若手女優です。

もう一度検索