エルアイイーエイチ

株式会社エルアイイーエイチ



株式会社エルアイイーエイチ(Life Intelligent Enterprise Holdings Co.,Ltd.)は、東京都中央区に本社を構える事業持株会社です。

概要



その起源は、アルミダイカスト製品の製造を手掛けていた東京理化工業所(現・川金ダイカスト工業)の持株会社として設立されたことに遡ります。設立当初は、酒類製造業や教育関連企業などを傘下に収めて事業を拡大していました。しかし、2016年10月には東京理化工業所を川金ホールディングスに譲渡し、祖業であったダイカスト事業からは撤退しています。

事業展開の一方で、子会社であるウィッツが運営するウィッツ青山学園高等学校において、就学支援金の不正受給問題が発覚しました。この問題では、約2億円ものコンサルタント料が支払われていたことも明らかになり、2016年9月には東京地検特捜部による家宅捜索が行われる事態に発展しました。

沿革



1934年9月 - 東京理化工業所が創業。
1946年2月 - 株式会社東京理化工業所(現:川金ダイカスト工業)が設立。
1962年11月 - 東京証券取引所二部へ上場。
2004年10月 - 東京理化工業所の完全親会社として、株式移転により純粋持株会社である株式会社東理ホールディングスを設立。
2005年
5月 - 株式会社オリオンキャピタル・インベストメントを設立。
6月 - 山田酒販(現・ボン・サンテ)を子会社化。
10月 - 株式会社創研を子会社化。
11月 - 株式会社創育を設立、老松酒造株式会社を子会社化。
12月 - コブコ株式会社を子会社化(2006年12月に売却)。
2006年
1月 - 株式会社日本スウェーデン福祉研究所を子会社化。
3月 - 株式会社シャフトを設立。
2007年3月 - 株式会社なごみ設計、株式会社エスジーエヌ、株式会社ウィッツ、株式会社プレイメイト(後のドリームマジック)の株式を取得し子会社化。
2009年7月 - 株式会社ドリームマジックを売却。
2014年4月 - 株式会社シャフト及び株式会社エスジーエヌを吸収合併。
2016年
9月 - 子会社の株式会社ウィッツが運営するウィッツ青山学園高等学校で就学支援金不正受給問題が発覚。東京地検特捜部により東理ホールディングス本社の家宅捜索が実施される。
10月 - 東京理化工業所を川金ホールディングスに譲渡し、ダイカスト事業から撤退。
2019年1月 - 株式会社エルアイイーエイチに商号を変更。
2020年4月 - 株式会社なごみ設計をエス・サイエンスに譲渡。
2021年7月 - 株式会社越後伝衛門の事業譲渡
2023年9月 - 株式会社TransCool(苫小牧市)の株式を取得し、子会社化。
2024年7月 - 株式会社ボン・サンテの事業のうち、「業務スーパー」や「酒&業務スーパー酒市場ヤマダ」の事業をG-7ホールディングスに譲渡。新会社「株式会社エフミート」を設立し、食肉事業部及び管理部門を継承

グループ会社



食品流通事業
株式会社エフミート(本社:神奈川県川崎市)
酒類製造事業
老松酒造株式会社(本社:大分県日田市)- 焼酎・日本酒の製造
教育関連事業
株式会社創研(本社:大阪府大阪市城東区)- 学習材の製作やeラーニング事業
株式会社創育(本社:東京都江東区)- 学校や学習塾向け学習材、模擬テストの製作
株式会社日本スウェーデン福祉研究所(本社:東京都港区)- 認知症緩和ケア教育事業
株式会社ウィッツ(本社:大阪市天王寺区)- かつてウィッツ青山学園高等学校の運営を行っていたが、2017年3月に閉校。現在は残務整理のみ。
その他事業
株式会社オリオンキャピタル・インベストメント(本社:東京都中央区)- 損害保険・生命保険の特約店業務
株式会社TransCool(本社:北海道苫小牧市) - 学習塾、看護学生向け学習塾、在宅看護事業

かつてのグループ会社



川金ダイカスト工業(旧・東京理化工業所)
株式会社なごみ設計
株式会社ボン・サンテ
株式会社グローバルフード&リカーサプライ
株式会社越後伝衛門

外部リンク



株式会社エルアイイーエイチ

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。